サツマイモの袋づくりなど…
今年も環境学習などのゲストティーチャーとしてお邪魔しているF幼稚園。
今年度も継続。
昨年度実施して評判が良かったサツマイモの袋づくりを再度実施。
1学期の最初だけ合同プログラムで実施。
この種のプログラムは、当日の進行より、はるかにはるかに事前準備が手間も時間もかかり。
サツマイモの苗も、カボチャなどの苗も大した量ではないけれど、
なにせ培養土袋で栽培する袋づくりの方法なので、
事前にこれだけの人数分の量を用意しておくだけでも大変。
軽自動車なので、2回に分けて事前搬入。
最初は、Hさんからサツマイモという作物について説明。
写真はないけれど、この後、私からは、
「サツマイモは根っこに栄養が溜まって太っちょになったもの。
太陽の力を栄養にかえて、お芋の中にためてあるものを、君たちが食べ、元気にしている。」…というお話をし…。
13人の子供達それぞれに一人一袋と、園長、Yさんと予備を含め全16袋に20本の苗を植付。何せ一袋自体が重い。
子どもたちには重すぎて、動かすことは無理なので、
私ひとりであちこち移動させることになり、これが肉体的になかなかきつい。
左の束が、サツマイモの苗。
前年は、29円/本だったのに、今年は41円/本に値上がりなので、4割の価格上昇!
「培養土袋(14ℓ)の土を下方にトントンと落としてまとめ
⇒ 袋の上端を切って開け
⇒ 袋の上部を巻きおろし
⇒ 袋の底に穴をいくつか開け
⇒ 中央部に少し溝を掘って
⇒ 苗を水平植えで植えつける」…だけなのだけれど。。。
それを子どもたち全員にやってもらうのはなかなか大変な事。
既に済んだ子は、別の事を始めるし…。
[撮影:F園長先生] |
一人の男の子は、サツマイモの苗には一切興味を示さず。
園庭で拾った黄色い落ち葉を植える?ことに執着し…。
後で確認したら、サツマイモの苗は引き抜かれて黄色い葉が一枚土に差してあった!
小玉スイカの苗についた小さいメシベの根元のちいさなスイカを見ているところ。
これはみんなで、種まき用の種を吟味中。
ハツカダイコンの「さくらんぼ」…という名前の品種に人気があり。
一番奥にやや背が高いヒマワリ、次に背が低いミニヒマワリ、その手前にサヤインゲン、一番手前にカラフルなハツカダイコンを植えることに…。
写っている木の棒は、即席に作った種蒔き間隔用メジャー。
10cm、5cm、3cmに刻んだ印をマジックで書いたもの。
品種ごとに、適切な間隔・深さに子どもたち全員に種まき経験をしてもらうことは、それはそれで大変な事。
これは植え終わった後、簡単に柵を設けたもの。
とりあえず、全体の植付が終わり、水撒きをしているところ。
「鼻水でちゃった…」と言いながら拭いて…と言ってくる子、ジョロに水を入れるだけで下半身ずぶ濡れになる子も出て…やれやれ、5歳児13人は、なかなかに手ごわい。
解散後、Hさんと裏側の空いた部分を施肥などをしたのち耕耘。
あちこちに繁茂しているスギナ対策でマルチング。
既に午後もだいぶ時間が回ってしまい、別の用事があったHさんは離脱。
代わりに、F園長と苗を植付。
このわずかなスペースでもうまく活用し、輪作障害を防ぎつつ多彩な品種の野菜を植え、環境学習・体験学習の可能性についてお話しし…。
ここに植えたのは、小玉スイカ、姫トウガン、バターナッツ、栗カボチャのウリ科を代表する4種の野菜の苗。
5月半ばの強い日差しの中の作業だったので、腕が陽に焼けてしまった!
結果だけを写真で見ると、なんてことのないプログラムなのだけれど、事
前準備を含めなかなかに大変なプログラム…と痛感。
苗は保存がきかず、毎年価格や供給変動が大きい生ものだし…。
それでも秋の収穫の際、袋を切り開いた時、子供達が驚きの声を上げることを楽しみに…。
おいしいお芋ができますように…!
文章:小池常雄
写真:同(一部F園長先生)
ブログ編集:同
撮影場所:F幼稚園園庭
撮影日:202030512
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