次の活動実施予告・実施済の報告


〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、5月5日日こどもの日午後実施しました。

2023/06/07

第3回定例活動 活動報告 (動画追加)(末尾におまけ付)

「プールのヤゴ救出大作戦 Vol.17」実施 
6月4日日午後、豪雨で予告1日日程を伸ばして活動を実施。
前日3日土、夕方プールの確認に行くと、水量が前日までの記録的豪雨で2/3ほどまで大幅増水。
この水位のままでは、とても子供たちをプールに入れられない。
急遽設備系に詳しいS氏と2人で協議。
専用の道具を見つけたので、排水弁をあけることに…。
私も理科系・技術系だけど都市計画や建築意匠・環境対応が専門分野。
S氏の設備系の知識と経験がとても生き、無事、水抜きに成功。
それでも心配な翌6月4日日朝、準備の前に真っ先にプールを見に行くと…。
水位は適切。
カルガモが、恐らくオタマジャクシを食べに来ている姿があり。
午前中は一人で準備対応。
昼頃、支援に来てくれたT氏と、事前に上州屋OWつきみ野店で購入(1540円/7パック・140g)し、自宅冷蔵庫で保管しておいたものを、35パックに小分け。
樋村ご夫妻、I君も事前作業に加わってくださり…。
受付は、いつもお願いするA家母娘のお二人に…。
参加者は延期したこともあり、例年より少なめか?
[この写真はリサイズしてあります]
お話ししたのは例年通り、
 ・どうしてプールにヤゴがいるのか? 
 ・どんな種類のヤゴがいるのか? 
 ・ヤゴはどうやって見分けるのか? 
 ・ヤゴは生餌しか食べないこと、生餌のアカムシの入手方法について 
 ・プレゼントするヤゴの数の理由と 
  飼育資材(木の枝3本、水草2種、生きたアカムシ)の説明 
…など
下左が、やや大きいシオカラトンボ。     下右が、やや小型のアカトンボ。
少し慣れればすぐに頭の形、体つきなどで、簡単に見分けられるようになる。
お話しは早々に、プールでヤゴ救出開始。
水深は、最適。
これは、もうオタマジャクシではなく、カエルと呼ぶべきか…。
昇降タラップを利用して羽化したと思われるシオカラの姿も…。
濡れて翅がくっついてしまっている。
参加者を4班に分けて、ヤゴの数を集計することにし。
立候補してくれた班長?さんに、集計シートなどをお渡しし。
プールサイドを時計回りに1から4班を設定し…。
これは1班。
これは3班。
これは3班。
これは4班。
今回、特に感じたのはベテランママたちの機動力!
私も細かい落ち葉の中から小さく似た色のヤゴを見つける細かい作業の連続は、決して得意ではないけれど、ベテランママたちは手際よく、長時間、つぎつぎにヤゴを見つけ、カウントし、記録していく…!
何とも素晴らしい
途中、水分補給の休憩を挟んで、2回、延1時間ほど救出作戦を実施。
多目的室に撤収し、水分補給と塩分タブレットを配布。
まとめの集計結果を発表。
4班に分けて救出したヤゴたちの数の集計結果はこんな感じ。

救出した生き物の合計総数は、3457匹!
ヤゴはほぼ例年通りの数。
ヤンマは今年はいなかった。
昨年と同様、カエル(多分アカガエル)はいた
昨年同様、カエル(オタマジャクシ)も多く。
アカガエルかな?
それにしてもどういう経路でプールに入り込んだやら…。
オタマジャクシのうちは容易に飼えるけれど、カエルになると生餌しか食べない。
これまた飼育は容易でないことを説明。
希望者に、適切な数のヤゴを配布。
併せて、水草・アカムシ・小枝3本もプレゼント。
解散後、手元に残ったヤゴ・オタマジャクシは小学校の池と、小池自宅のミニビオトープにリリース。










この日の参加者は、
未就学:5名。
小学校1年:1名、2年:2名、3年:8名、4年:4名、5年:1名、6年:5名。
小学生の合計:21名
中学生:1名
保護者:23名
支援者・取材者・代表(樋村夫妻、Tさん、I君、岡本さん、小池):6名
未成年の合計:27名
成人の合計:29名
参加者の総合計:56名

〈おまけ:天使幼稚園へデリバリー〉
鉄鋼マンさんより、翌日6月5日に以下の報告がありました。転記します。
「本日(6月5日)、つくし野天使幼稚園にヤゴを配達して参りました。
2つの水槽を玄関と、いちごクラス(プレ入園の子たち)に置く予定とのことです。
羽化した場合、子供たちが登園(通常9時)するころには(教室内を)飛び回っているのではないか、と思います。お
ヤゴが泳いでいる姿を見て、『これがトンボになって空を飛ぶんだ!』と思ってくれるだけでも良いかな、と思います。
参考までに一昨年当家で羽化したもの(シオカラトンボではないかと思います)の写真を添付いたします。



羽化し始める様子も子供たちにとって非常に面白いと思います。
早朝、羽が伸び切った状態も非常に美しく感動的だと思います。
添付の写真でどこまで伝えられるか自信がありませんが…。
私は、今中3の長男が1年生(9年前?)になって、初めてつくし野ビオトーププロジェクトのご案内を頂いて、ヤゴ救出大作戦にも初めて参加しました。
羽化して段々と体を伸ばして行く様子も興味深かったのですが、瑞々しく輝く羽の様子を見て大変感動しました。
子供たちを叩き起こして見せましたが、その時の写真は、パジャマ姿で寝ぼけ眼の息子が写っております。
どの程度子供たちの記憶に残っているのかわかりませんが、良い体験だったのではないかと思います。
私は福島のド田舎で生まれ育ちました。
昆虫たちは山の中や川のそばで羽化しますので、田舎にいたからと言って、羽化するところを見る機会はなかなかなく、トンボの羽化なんてつくし野で初めて見ました。
それだけに、非常に感動しました。
良い子は寝ている時間ですが、是非、お子様たちに、羽化の様子を見せてあげていただきたいと思います。
小池さんが写真で示していただいた羽化の様子も非常に面白いですが、『羽化し終えた姿』が、非常に美しいです。
早朝になりますが是非、見せてあげていただきたいと思います。

蛇足ながら、田舎でもセミの羽化は見たことがありました。
つくし野の当家の庭でも時々羽化しています。
庭がなくても、つくし野ではパークロードでセミが羽化している様子を見ることができます。
セミが鳴き始めたら是非、お子様達と訪ねてみていただきたいと思います。
午後8時とか9時とかになると、セミの幼虫が出てきます。
時々アリに群がられているものもいますが、それはそれで、生きる厳しさを感じる良い機会と思います。
運が良ければ、カブトムシも歩いています。
ちなみに私は毎年会社帰りにパークロードでカブトムシを見つけます。
昆虫に対する嗅覚が都会育ちの方々とは違うのかも知れませんが・・・。
セントラルパークがつくし野の方々にとって貴重なものであることは議論の余地がないともいますが、何気にパークロードも素晴らしい財産だと思います。
セミを手づかみできる体験なんてなかなかできません。
(そんなことをやってるのはうちだけかも知れませんが)
気が向いたら、是非挑戦してみていただきたいと思います。
意外に簡単です。
虫嫌いの長男は、いやがっていましたが。私も、子供たちに『やってごらん』と言いますが、子供の頃そんなことしていたわけではありません。
田舎のセミは高いところに止まるので、手づかみすることは不可能ですし、そんなことしようと思いませんので。身近な高さにセミが止まっている、というのは、なかなかないことだと思います。
是非、感受性豊かな子供たちに、そういうドキドキを味わってほしいと思います。
もちろん、キャッチアンドリリースで。」
文章:特記無きは小池常雄
写真:岡本さん、Tさん、小池
撮影場所:プールと多目的室
撮影日:20230604
ブログ編集:小池常雄

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