高校生のレベル?
彼女は女子中高一貫校の高1で、クラブ活動などではなく個人の活動としてカイコについて着々と研究を深めており…。
元々は当活動への参加をきっかけに生き物好きに
…それが進化・発展して彼女の研究はこの秋数々の学会などで賞を獲得するまでに…
今回、研究発表したポスター(原版はA0サイズ)の縮小版を頂いたので、許可を得てこのブログで紹介。
無論既に高校生レベルではなく、大学も上の方の院生レベルの研究のようにも感じる。
秋口から、千葉大、動物学会(長崎大)、繊維学会(京都)、東京薬科大などでの高校生対象の発表で、厳しい質疑応答や、助言を受けていたのは知っていたけれど、その武者修行のようななかなか得難い経験をうまく取り入れて、研究のレベルが次第に高くなっているように見える。
私も高校時代、クラブ活動で属していた地学部天文班で流星群の研究をチームで行い、学生科学賞や鈴木梅太郎賞(ビタミンの発見者)というものもいただいた経験があるけれど、こんなレベルではなかった。
さらに院生時代、建築学会で研究発表したことがあり、当時学会誌に掲載された抄録は40年を経た今でもインターネット検索するとヒットする。
当時は抄録だけで、ポスターは作らなかった。
私は今も、特別支援教育の実践事例報告でポスターもどきを作っているけれど…
下は冒頭のポスターの英語版。
研究は、英語にして初めて研究実績として認められるから、英語版は大切なのだけれど、今回は英語版も作ったとの事。
これからも、好きな研究をつづけられる環境を得るためにも、基礎学力はとても大切。
英語も国語も!
情報を得るのも、英語力・国語力などの基礎学力が大切。
あっちもこっちも、欲張っていいと思うけれど、頑張って!!
〈おまけ:父上のつぶやき〉
以下は、AS嬢の保護者:父上のTS氏のFBより、お許しを頂いて転記。
さすがに、これまでのように長崎・京都・大阪・千葉など、宿泊をともなうものもあり、
今回の大阪も高1女子ひとりでは行かせられないものね…
「中高生の(今回のサイエンスキャッスルの)研究発表を見ると中学生や高校生という括りがどれだけ意味のないものか痛感する
教育現場の探究力は確実にレベルアップしていてほんとにみんな研究してる
初めて参加した3年前のポスター発表は、実験結果の発表会的なものも多かったけど
今年はみんな研究サイクルを回してる
多面的に見てみることも、前提を疑ってみることも
多面的に見てみることも、前提を疑ってみることも
この歳からそんな教育を受けてたら日本は変わるなと思った
大阪大会は早朝に出れば間に合うくらいの開始時間
でも娘はどうしても前日から行きたいと…
先輩からサイエンスキャッスルのマレーシア大会で
優秀賞をとった子たちとの食事に誘われたから…と
今年、学会で長崎と京都に一泊して泊まりでいくポスター発表は3回目になる
でも娘はどうしても前日から行きたいと…
先輩からサイエンスキャッスルのマレーシア大会で
優秀賞をとった子たちとの食事に誘われたから…と
今年、学会で長崎と京都に一泊して泊まりでいくポスター発表は3回目になる
友人とごはんを食べるからって前泊するなんて、
まだ高校生なのに…というのもよぎったけど
それはきっと古い時代のアグレッシブさをもたなかった親の価値観に過ぎないんですよね
(小池注):正確には主宰するラボの所長のお誘いによる来日中の海外の子たちとの食事会だったとか…。
即ち、研究を進めているマレーシアとベトナムとフィリピンの高校生の子たちと
2時間ほどの夕食会に参加。
会話はすべて英語で…
これまで学校で勉強してきた「英語が 通じた!!」…との事で
とっても楽しかった由(ママ経由の情報)。
これもまたいい経験♥。
僕らが知ってる高校生観を押し付けるのではなく未知の世界を知ることに目を輝かせる
一人の人間を応援する者としてできることをしてあげなきゃ
僕らが知ってる高校生観を押し付けるのではなく未知の世界を知ることに目を輝かせる
一人の人間を応援する者としてできることをしてあげなきゃ
お金かかるなぁ…
彼女が見ている世界では
高校生でもひとりインド旅行したり留学したりするのは当たり前で
研究の助成金をもらい国際的な学術誌に論文が掲載される…
せまい世界に押し留めちゃいけないよな
研究の助成金をもらい国際的な学術誌に論文が掲載される…
せまい世界に押し留めちゃいけないよな
親として」
大阪のソウルフードを楽しんだのは、パパひとりでかな??(笑)
文章:小池常雄
TSさん(改行など一部小池の責任で調整)
ポスター画像提供:ASさん、S家
引用:TS氏のFB
編集:小池
2 件のコメント:
つくし野ビオトープの活動者の中から,過去の小池さんの若い時の研究者の経験を引き継ぐ方が生まれ出たことは,とても嬉しいことですね!
私も,高校時代化学部で,読売科学賞を受けた経験があり,その後研究者の道を進みました。中学,高校の時の好奇心のエネルギーは80過ぎた私の
Mr.T.K,つくし野ビオトープの活動者から研究者の誕生,嬉しいですね!あなたも高校時代の活動が,これまでの技術者の礎を築いているのですね。
私も高校時代,読売科学賞を貰い,その後の研究屋,技術屋のエネルギーになってました。
良い指導者を求めて,活動を広げて行った過去を思い出しました。
これからも,あなたの情熱に応える青少年が多く生まれてくるでしょう。頑張ってください。
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