次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2020/09/10

ひまわりの花にやってくるのは?

花はいろいろな命を呼び…
誰にも季節季節に思い出される光景というものがあり。
夏の強い陽射しを浴びるひまわりの光景もその一つ。
専用畑の道沿いに景観用に植えたひまわりには、いろいろな生き物が来て…。
これはハナムグリ。
蜜狙いというより、花粉を食べに来た様子。
体中、花粉にまみれて、しっかり受粉のお手伝いをしているのがよくわかる。
実はこのコガネムシのようなハナムグリ、春先など畑やたい肥置き場を耕耘していると幼虫がよく見つかり…。
姿かたちはカブトムシの幼虫にそっくり。
ただ、大きさが圧倒的に違い、10分の1より小さいくらい…。
この春たい肥置き場でたくさん見つけたので、カブトムシの幼虫と並行して飼育水槽で飼育。
この夏ほとんどが羽化。
残されたのがたくさんの蛹室。
カブトムシの蛹室はとてももろいので、保存するのは大変だけれど、ハナムグリは薄いのにきれいに保存されている。
何らか土の粒子を固定する物質を分泌して、アーモンドが中に入ったチョコレート菓子のような大きさと形。

うまく羽化して広い世界に飛び出せたものがいるとおもえば、うまくいかないでなかで死んでしまったものもいて…。

ヒマワリが咲き終わり、種が充実してくると、頭を垂れてきて…
こうなってくると、近年数を増している大型外来種の「ワカケホンセイインコ」に狙われる。
数年前は、種を収穫しようとしたのに全滅。
外来種とて、駆除する対象になっているわけではなく、昨年は防御のためにネットをかけてみたけれど、それもあまり景観的に美しくはなく…。
それで、食べられるままなのだけれど。。。

一方で、地面の中なので、掘り出さない限りは目につかないけれど、この時期特有の作物としては、「ミョウガ」もあり。
畑の隅に植えてすでに数年。
ようやく収穫…というには量が少ないけれど、こんな感じ…。
ちなみにミョウガの花本体は、一番右側のものから少しだけ出ている白いもの。
次々この白い小さな花が飛び出して咲き、しぼんでいく…。
つまり、私たちが食べているのは、つぼみ?もしくはつぼみの塊…ということ。
本当は、この白い花が咲く前に収穫するのがおいしいのだそうだけれど…。
食べているミョウガ全体は、土からほとんど出ていないので、土の中を探って採る。
知ってましたか?

今ヒマワリは、花がすっかり終わりこんな感じ。(撮影日:9月8日)
幸い、ワカケホンセイインコに今年は襲われず、食害なく…。
文章:小池常雄
写真:  同
撮影地:活動専用畑
撮影日:20200815/0908



0 件のコメント: