コムギの穂が熟すころ
「麦秋(ばくしゅう)」とは、梅雨の前の時期、空気が乾いていて心地よい時期。
ひっそりとムギだけが薄茶色に染まる。
これが麦秋。
活動の中でプラスチックのストローが環境へ及ぼす影響を説明するために、
庭のプランターで半年かけて育てていたコムギ。
最初、葉が白くなってしまって病気ではないか?と心配したけれど、、。
https://biotop-project.blogspot.com/2021/03/blog-post_23.html
なんとか回復して花を咲かせ、
https://biotop-project.blogspot.com/2021/04/blog-post_17.html
立派に穂を実らせ…。
プランター全体はこんな感じ。
いい感じに熟したので、5月15日の活動で利用。
ストローというと、プラスチック製の飲料を飲むときの細い管を思い浮かべる人が多いだろうけれど、そもそもの言葉の意味は、ワラ…という意味。
麦わら帽は、麦のわらを細長く縫い合わせてできていることは、知っているよね?
麦わら帽子は英語で「ストローハット」
そもそも飲み物用に使うストローは、麦の茎の節と節の間の中空の部分を使ったもの。
今は、ほとんどがプラスチック製。
もともとの意味をほとんど人が知らなくなってしまった。
この日、シャボン玉を作ってみたのが下の写真。
口にくわえているのが、麦の茎のストロー。
紙コップに刺してあるのが、紙製ストロー(100均で20本で110円)
以前私は、ウミガメが鼻の中にストローが入ってしまって、助けようとした人が、とても長い時間がかかり、鼻からは血が流れ、ウミガメの目からは涙を流す動画をYouTubeで見ました。
その映像にショックを受け、海洋プラスチックの問題に関心を持つようになり、プラスチックゴミの処分方法や消費にはとても気を使ってることなどをお話ししました。
この種の事は、自分でやってみることがとても大切。
希望者に、一人一本ずつ、コムギの穂とシャボン液をプレゼントしました。
ちなみに、町田地区は台地が多く、水田はあまりできない地域。
ついては、台地の立地を生かした農業として
冬季はコムギ、夏はサツマイモ栽培の二毛作が盛んだったとのこと。
小麦の収穫とサツマイモの苗の植付はほんの少し時期が重なってしまう。
そこで、小麦がまだ刈り取られる前、ウネの横っちょに、サツマイモの苗を植付け、
小麦を刈り取ったのちは、ウネはそのままにし、サツマイモを成長させる
…という方法を、以前この活動で最初に使わせていただいた
お寺の畑で試したことがあります。
「そうでしたよね?先生!」 ← 天国の故田村健治先生へのメッセージ。
文章:小池常雄
写真: 同
ブログ編集:同
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