次の活動実施予告・実施済の報告


〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、5月5日日こどもの日午後実施しました。

2021/08/15

食べ物の値段が…

  マーガリンの値段が上がるのは??  
数日前から「明治」や「雪印メグミルク」などが、今年10月の出荷分から、マーガリンなどを最大12%の値上げをするというニュースが報道されています。
思い起こせば、少し前にほかにもマヨネーズや小麦粉、食用油も値上がりしたし…。
なぜ?次々、値上げなの?と思いませんか??
各社の報道をまとめると
「値上げの理由は、マーガリンなどの原材料の菜種油やパーム油価格が、主な産地である北米や東南アジアで天候不順で不作なことや、中国での需要の拡大などで上昇していて、今後もその傾向が続く…と見られるため。
原材料価格の高騰による身近な食品の値上げの動きが広がっている。」
との事。

昨年の秋(11月)の活動で、コオロギの粉末を使ったせんべいを紹介し、希望者に試食をしていただきいました。
その時、私は「牛肉は人間も食べられる穀物を大量に与えねばならず、タンパク質を作る効率としてはとてもよくないことに対し、昆虫はタンパク質を作るにはとても効率が良い」ことなどをお話ししました。
私が子供だった頃、20億人代前半だった世界人口が今や77億人。このまま人口増加が続くと30年後には100億人?と急増。(その前に人口減少に転ずるとの予測もある)
地球環境の大きな変化は、一般には人間の一生の中で見えないほどの変化であるはずなのに、明確な変化として明らかに「見える」ようになっています。
「見える」とは、今年の夏は、猛暑だったり、豪雨だったり、変な時期の長雨だったり、明らかに気候がおかしく、原因は特定されてはいないものの、地球温暖化の影響であることは明らか。
それゆえ、活動の中で遠くない将来、人口増加と地球環境変化の温暖化、砂漠化などで食糧不足が懸念され、その解決策の1つとして昆虫食が期待されているというお話しをしました。

その時の参加者のママさんの反応は、
「食料不足なんて、とても信じられない。
だってスーパーマーケットには、食べ物がたくさんあるし…。」
…というものでした。
確かに、スーパーマーケットには豊かな食品が積みあがっている。
食料不足は、一気には来ません。
じわじわと生活の中の小さな変化として表れ、それが数十年間積分していくと、
昔は…という大きな変化となっているはず。
じわじわ…の表れが、スーパーマーケットのマーガリンの値段だったり、パンの値段だったりとして表れている。
これはスーパーの小麦粉のコーナー。左側には食用油が…。以前はもっと安売りの対象となる商品でした。
乾物のコーナーには、目立つ場所に大豆由来タンパクを用いた代用肉が並んでる。
途上国だった国の人たちが豊かになって、作るのにたくさんの地球資源を必要とする油脂が多い食物や牛肉・豚肉をたくさん食べるようになっている。その過程で地球環境が痛めつけられていろいろな変化として、食べ物の値上がりとして具体的に感じられるようになっている…ということ。

マーガリン・マヨネーズ・小麦粉の値上がり、コオロギせんべい・チップスから、地球環境の変化が感じられ…。
おまけ:コオロギチップス
これは、いつも取材に来てくださる雑誌社の岡本さんが、地方の取材に行った際、見つけてお土産に買ってきてくださった「コオロギチップス」
活動で試食してもらったのは、「無印良品」社の製品だったけれど、これは大資本ではない香川の会社が作り、広島の会社が販売してるもの。
全国各地で、次第に昆虫由来のタンパク質が加工食品の原材料となっているということ。
文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同

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