次の活動実施予告・実施済の報告


〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、5月5日日こどもの日午後実施しました。

2023/08/30

恩田小で4年ぶりに出張環境学習(その4)

 新学期早々、池の周りを大きく整備 
上の写真の場所が、この日の作業で…下のように…
横浜市立小学校は、8月28日月より2学期が開始。
その2学期開始2日目の29日火午前中の4時間をすべて使って、総合の授業を行う…というのでまたも要請を受けて支援に…。
夏休み入り寸前の7月19日に3回目の出張授業を行ったので、
夏休みを挟んで連続して総合の授業で恩田池に関わった…ということ。
この日は、児童の登校が終わった8時30分に小学校へ…
最初に作業場所に資材を展開。
この日の作業を行う前の恩田池の状況。
高木は学校側の手で時々強剪定を受けているのだけれど、中低木はほとんど手が入れられておらず。
結果として、相当の長期にわたって放置された状態になり、池や人工的な流れが、外部から見えにくくなっており。
この日は、児童や担任のF先生だけでなく、おやじの会と保護者の母親にもご支援を頂き、機動力が大幅に増し。
1時間目は既に高温になっていたので、最初のお話しの時も、極力子供たちは日影に…。
作業の目標は、長く放置されていた期間の中で、そもそも草原性の植物のススキや、笹が繁茂し、緑地の中を見通すことがしにくく、子どもたちの興味も薄れ、観察しにくくなっていた状態を改善したい…というもの。
真っ先に、池の正面に繁茂していたススキの株を撤去するために、使われず放置されていたプランターを撤去。
ススキは地下茎が強いので、地上部を切除してもすぐに新しい芽を出し、繁茂してしまう。
それゆえに、この部分のススキは根を撤去することを重視し。
池の縁のコンクリートとプランターの間の狭い隙間に広がっていたススキの地下茎を撤去してみると、こんな感じ。

上の写真と下の写真と見比べると、池全体が良く見えるようになった事がわかる。
さすがに手早く作業が進む…
こちら側も笹などを大きく撤去したので、外部から水路が見えるように…。
下右の株は相当長期間、刈込がされておらず、刈りこんでいくと隠れていた掲示物が現れて…。
私が4年前に設置した掲示物も、刈りこんでいくと現れてきて…。
主に男子が刈込をし、女子たちは刈り取られたものを袋詰めなどと作業を分担。
だれひとりさぼっておらず、自分のできることを見つけて作業している。
作業は継続して行った一方で、かなりの高温となったので、給水と休息を挟むように注意しながら…。
これは、水路の中に根を伸ばし、根が絡み合い、マット状になったドクダミの根っこ。
剪定したカキの木に、恐らくカラスに食べられたカキの実があり。
ヒトの暮らしの身近にいるほぼすべての生物は、ヒトの営みをうまく利用している。
皆の作業で、これだけの量を撤去し…。
やれやれお疲れ様…ということで、冷房を入れてくださっていた理科室で、この日の振り返りと採取した生き物の観察。
生きものは、ヤゴ、ヌマエビの仲間、そして池の縁のコンクリートの裏にかくれていたヤモリ君。
 
エビとヤゴの写真は撮り損ねたけれど…
持参した水槽に、子どもたちが手早く飼育環境を整えてくれ。
ヒトが観察しているように見えて、
いやいや入れられたヤモリの方が、珍しそうに授業風景を見ている?のが笑える。
これはヤモリの裏側を手早く特徴をとらえたスケッチしてくれた男の子の絵。
すこしだけアドバイス。
ヤモリの足の裏は、うろこではなく、50万本に及ぶという細い細い毛の集合体。
この毛に働く分子が引き合うファンデルワールスの力という特殊な力を利用してガラスにも張り付いて登ることができるとか…。
また尻尾の中にも骨はあり、うっすらと骨が見えていたか?は…わからない。
こっちを向いているヤモリ君。
可愛い顔してるよね…。
「エッ? なに僕の事??」
この先、雨が降るなどして、草取りした部分が落ち着き、新たな変化が生まれるのではないか?と思う。
何よりも、この日の皆で苦労した作業で起きた変化に、恩田小に通う児童や先生方が、気が付き、驚き、関心を持ってくれることを期待して…。
27名の4年3組全児童と、F先生と、ご支援くださったおやじの会・保護者のみなさま、お疲れ様!!
文章:小池常雄
写真:F先生、小池
(注:顔が特定される一部の写真はリサイズして掲載してあります)
撮影日:20230828
撮影場所:横浜市立恩田小内
ブログ編集:小池常雄

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