福島の生き物たち
鉄鋼マンさんから、故郷(福島県郡山市)で接した2種のいきものの話題をお送りいただきました。「先週末(10月第1週)は、緊急事態宣言明けを受けて、次男と娘を2年ぶりに母に会わせるために(しばらくぶりに)帰省してきました。
自宅に着くと、母が元気に迎えてくれてほっとしました。子供たちは、季節外れの蚊帳(かや)を吊ってもらい大喜びでした。
更に、これまた季節外れの線香花火をやっていたら、アマガエルが出てきました。
迷彩色のものがそれです。
迷彩色のものがそれです。
(注)アマガエルは、周辺の色に合わせて緑や茶色、灰色に体の色を変えられます。
翌日は、快晴の下で緑色のアマガエルも2匹発見しました。
つくし野ではとんと見かけませんが、相変わらず自宅の周りにはたくさんいるようです。
(つくし野で飼っていた)ハラビロカマキリのハラビロちゃんが天に召され、残ったハラビロチャン2号に(エサ用の)イナゴを取って行ってやろうと、虫かごを持って行っておりましたので、子供たちと家の近くの田んぼに、イナゴ取りに出かけましたが、残念ながら稲刈りがまだで、数匹しか取れませんでした。
ところが(実家に戻ると)お向かいのTさんの家の菊の上に立派なオオカマキリのメスがいるのを、娘が発見してしまいました。
『パパ捕まえて!』
と言われましたが、もたもたしているうちに逃げられてしまいました。
娘が『パパのせいで逃げられた』と騒いでいるのを聞きつけて
娘が『パパのせいで逃げられた』と騒いでいるのを聞きつけて
はす向かいのFさんがやぶの中から出てきて、
Fさん『なんだい、カマキリいんのがい?』(原文のまま、注:福島弁)
娘 『うん』
Fさん『はいよ』
差し出してくれたのは、取り逃がしたメスとは異なり、シャープなフォルムのオオカマキリのオスでした。
娘 『あ、これはオスだ』
Fさん『なんだい、オスだのメスだのわがんのがい?』(原文のまま、注:福島弁)
娘 『うん』
ありがたくちょうだいし、イナゴの入っている水槽に放り込むと折角ハラビロチャン2号のために集めた僅かばかりのイナゴをムシャムシャ食い始めました。
しばらくして、帰宅前に最後にイナゴを確保しようと外へ出ると、
Tさん『カマキリいだぞい。もってぐがい?』(原文のまま、注:福島弁)
恰幅の良いオオカマキリのメス(恐らく先ほど取り逃がした個体)
娘 『うん』
私 『おいおいカマキリ3匹になっちゃうじゃないか、どうすんだよ』
誰に似たのか頑固な娘が許してくれるはずもなく、結局カマキリ2匹を連れて新幹線に乗る羽目になってしまいました。
日ごろ田舎で一人で過ごしている母を何かと気にかけて下さる近所の皆さんに
Fさん『なんだい、カマキリいんのがい?』(原文のまま、注:福島弁)
娘 『うん』
Fさん『はいよ』
差し出してくれたのは、取り逃がしたメスとは異なり、シャープなフォルムのオオカマキリのオスでした。
娘 『あ、これはオスだ』
Fさん『なんだい、オスだのメスだのわがんのがい?』(原文のまま、注:福島弁)
娘 『うん』
ありがたくちょうだいし、イナゴの入っている水槽に放り込むと折角ハラビロチャン2号のために集めた僅かばかりのイナゴをムシャムシャ食い始めました。
しばらくして、帰宅前に最後にイナゴを確保しようと外へ出ると、
Tさん『カマキリいだぞい。もってぐがい?』(原文のまま、注:福島弁)
恰幅の良いオオカマキリのメス(恐らく先ほど取り逃がした個体)
娘 『うん』
私 『おいおいカマキリ3匹になっちゃうじゃないか、どうすんだよ』
誰に似たのか頑固な娘が許してくれるはずもなく、結局カマキリ2匹を連れて新幹線に乗る羽目になってしまいました。
日ごろ田舎で一人で過ごしている母を何かと気にかけて下さる近所の皆さんに
『いつもお世話になってます~』
とご挨拶する良い機会になったのは良かったのですが、
カマキリが増えたのは想定外でした。
娘がユーチューブ等で調べたところでは、
娘がユーチューブ等で調べたところでは、
オオカマキリは10月末から11月頭に産卵するとか、それまで、エサはどうするのだろう。
元気いっぱいなので、昆虫ゼリーは食べてくれないと思います。
悩ましい限りです。」
元気いっぱいなので、昆虫ゼリーは食べてくれないと思います。
悩ましい限りです。」
鉄鋼マンさん、お便りと写真をありがとうございました。
アマガエルはつくし野では見かけませんが、
この近くでは恩田などで民家の庭先にいることを以前ご紹介しています。
私も、子どものころ育った、静岡県浜名湖西岸の小さな町の食卓から見えるヤツデの葉にいるのを見かけ、今でもとても懐かしく大好きな生き物です。
オオカマキリについては、生きものや環境を学ぶと、
いきている生きものを距離が離れた別の場所に人為的に移して卵を産ませるのはちょっと…なのですが…。
卵を産んでもできれば、自然に放さないでいただけると…。
ホタルやメダカが有名ですが地域的な遺伝子の変異があるようですから…。
この事例で有名なのは、本来生息していなかった北海道に転勤した人の子供が、カブトムシを自然環境に放してしまい、今や普通に生息している例が挙げられます。
温暖化もあり、北海道でも死滅しないようです。
昔は、水鳥の足に魚の卵やタネが付いたり、食べたもののフンの中に種が入っていて、遠隔地に運ばれていましたが、今は新幹線がその役割を果たすのかもしれません。
そもそも、メスが卵を産んでもオスとは交接済なのかな?
メスのカマキリが無精卵の卵塊を産んで、来春、うまく羽化したか?
ご報告をお待ちしています。
ちなみに、卵塊を玄関先の花瓶にでもさしておいてそのままにすると…
来春、とんでもないことが起こり、奥様の悲鳴を聞く事になりますので、
密閉しておくことを心からお勧めします。
《おまけ:カマキリ近影》
ブログを編集していたら、追加でご自宅のカマキリの写真が送られてきました。
在宅勤務かな??(笑)
そもそも水槽の天井に張り付いた姿なので似たようなアングルばかり。
文章:鉄鋼マンさん
写真: 同
調整:小池常雄
ブログ編集:小池常雄
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