次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2022/12/17

卒業生 活躍中! (その1)

 サイエンスキャッスル 2022   
 関東大会  祝  出場! 
かつて、小学生の頃、つくし野ビオトーププロジェクトに良く参加してくれ、
昆虫が苦手でなくなり、今は薬学部5年生になった…
「まちカフェ」の展示中に訪ねてくれたMさんを先に紹介しました。
彼女以外にこの活動の卒業生:出身?として、今も時々活動を手伝いに来てくれる男子大学生が2名、東京農大で学んでいます。

それに続いて、もう一人、現在私立女子中高一貫校で学ぶASさんの活躍をご紹介します。
彼女は当活動に参加して、生き物好きになり、自宅でいろいろな生き物を飼育中。
ときどき、私から生き物の寿命が長い(アカハライモリは25年!)ことを伝え、お嫁に行くとき、一緒に連れて行くことになるよ…と、ブレーキをかけていたのだけれど…。(笑)
1年くらい前から、カイコの幼虫や人工飼料を信州の専門業者:高原社からお取り寄せ、友人と共に飼育。
女子私立中高一貫校だから…というわけではないと思うけれど、部活でも授業でもないのに理科の先生がいろいろ支援してくれ、たまたま理科の先生の大学時代の研究室がカイコの研究室であったこともあり、どんどん自主研究が進化。
飼い始めたときの経緯は以下、
東京農工大のカイコの専門研究室を訪ねたときの様子は既にこのブログでもご紹介。
私もこの夏は、カイコを何度も飼育し、繰り返しこのブログでも紹介。
その6が以下。
また、幼虫を活動に参加してくれる別の数家族とも共有し、夏休みの自由研究になりました。

…そんな背景もあり、中学2年生の研究として何らかの形で研究としてまとめることを進めていたのだそうだけれど…、
学校側の支援も受け、友達と2人でサイエンス・キャッスルという公募の場で、対外的な発表をすることになり。

サイエンスキャッスルとは「中高生の研究者への登竜門」…のようなもの。
一部引用すると…
「サイエンスキャッスルは未来の研究者の登竜門として、2012年に始まりました。
現在では開催場所は国内のみならず国外にも広がり、中高生の多様な研究が集まるアジア最大級の学会へと成長を遂げています。
さらに、民間企業、大学等研究機関とも連携し、企業支援型プロジェクトやサイエンスキャッスル研究費を通じた研究支援体制の充実化、中高生が先端研究に触れる機会の創出を推進しています。」
関東大会については、
[発表会場は羽田国際空港の近くにある立派なコンベンション施設]
この日はこのイベントで貸し切り。
[会場はこの日、このイベントで貸し切り状態]
ホールのメイン会場はこんな感じ。
口頭発表に選抜された何人かは、皆の見ている前でプレゼン。
私なら、ちょいとちびりそう…。
我がAS嬢と友達のYT嬢はポスター展示という方法に選抜され、こんな感じでプレゼン。
写真多数を用いて研究をしたきっかけや、研究の経緯を一部の実物も展示し、参加者に説明。
参加者は、中高生以外は、スーツ姿の男性多く。
学校の先生かな?企業の研究所の人かな??
賑わうポスター展示会場で、奮戦する2人(中央奥)。
がんばれ!!
[慶応大の薬学部の掲示がある。この学校の施設は、元の勤務先の設計]
これは、最後の表彰式の様子かな?
最後に、記念写真。
公募に入賞して展示(ファイナリストとしてポスター展示)はできたけれど、
残念ながら、表彰の対象にはならず。
でもね…、準備過程から、当日にいたるまでの様子をいろいろ伝え聞いていたけれど、素晴らしい経験ができたのでは?
ドキドキして、こころときめいたのでは??
何にも代えがたい貴重な体験・経験ができたのでは???

企業や大学の研究者ではない、ほんの少し前まで小学生だった中学2年生が、パワーポイントなどのPCソフトを駆使して、こんなにレベルが高い内容と方法で発表している!!!
繰り返すけれど、発表している2人は、中学2年生!
いやはや、今の世の中のレベルを痛感した次第。
私の大学院修士論文は、手打ちの和文タイプで打って切り貼りした時代。
PC・ワープロなんて、影も形もなかった。
そのころの日本建築学会での発表の梗概は、今もネットで検索するとヒットして出てくるのでびっくりだけれど、和文タイプでできてる。
ようやくワープロのひな型みたいなのが世の中に出始めたころ。
…あれから40年。
今は、昆虫好きの中2女子中学生が、理科室に出入りしていて、こんな発表を自主的にやっちゃう。
ポスター展示のタイトルと「概要・目的」「仮説・準備」
展示されたポスター(A0)
お疲れ様。いい経験になったのでは?
これからも、進展に期待しています。

〈おまけ:審査基準と審査員の不思議〉
公表されている評価基準は、
 ①課題意識があるか 
 ②研究へのパッションが感じられるか 
 ③仮説の検証ができているか 
 ④論理的な検証ができているか 
 ⑤新しい発見があるか 
     …の5点。 
②はさておいて、他は科学そのもの。
②は、私の得意分野。
この大会は、関東大会だけれど、以下、他の東北大会、中四国大会も含めた審査員リスト。
大学のみならず、企業の研究所からも審査員が出ているのは好ましい。
でも、ここで1つ違和感を感じたことがある。
男性ばかりじゃない?
かつて仕事で、洗剤などのL社の研究所の設計に関わったことがあるけれど、研究所には、白衣の女性がたくさん働いていた。
友人のTY大の学部長を務めるR教授が嘆く、この世界の閉鎖性?旧態依然の姿の表れ??
応募している半分以上は女性なのにね…。
この部分は、是非変えてほしい…
文章:小池常雄
写真:JSさん
(2人の写真、個人名、学校名、校章は小池の責任で隠しています。)
撮影場所:コングレスクエア羽田(羽田イノベーションシティ)
撮影日:20221203

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