次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2022/05/19

アリ と ハクビシン ( アオサギ、コゲラ、カワウ 、アナグマ、ウミガメ):末尾に写真等加筆

  横断歩道を 渡っていたのに…  
5月14日土朝、東急ストア北側の坂道を西方向に下る途中、
広い畑の角に接した横断歩道上で交通事故発生。
写真をお送りくださったMOさんによれば、
「今朝、家の前に車にひかれたのか、ハクビシンが死んでいて、ひと騒動でした。
向かい側は畑ですが、こんなところにいるんですね…。
可哀そうでした。
最初、ネコかと思っていたら、
警察の方が来て「ハクビシンですね…」との事でした。」

ハクビシンは、夜行性。
我が家の庭に置いたバードケーキを食べに現れたこともあるし、
専用畑のたい肥置き場には毎日のようにコガネムシの幼虫を探して掘った跡や足跡が残っています。
つくし野は人間(ヒト)の街…と思っているあなた!
いやいやどっこい野生動物もしっかり生きている!

      《 今回の事故から学ぶべき教訓 》
1.「つくし野にはヒト以外にも いろいろないきものが生きている。」
2.「横断歩道を渡るときでも、右左をみて、自動車を確認して!」」

身近な生き物が死んでしまったことに関するブログは、以下など…。
2021年10月14日木
「どうして、命をおとしてしまったのか?(その1)」
つくし野で事故で死んだイタチ

2021年12月22日水
「どうして、命をおとしてしまったのか?(その2)」
高見顧問が山中で見つけた若いメスのイノシシの頭骨
https://biotop-project.blogspot.com/2021/12/blog-post_22.html#more

以下はMOさんのご主人が、在宅勤務の体調維持のため近くをランニング中に写した写真との事。
アオサギ
ニーニーと鳴く、小型のキツツキ コゲラ。
カワウ。
翅のお手入れに余念なく…。

さて、
鉄鋼マンさんからアリについてのお便りをいただきました。
「小池さんにいただいたヒマワリの種をプランターに植えました。
種子を植えながら、ウクライナの問題が起きてから、
テレビ等で、映画の『ひまわり』が取り上げられることが増えたことを思い浮かべながら、
学生時代に映画館で見たときのことを思い出しました。
当時も今も一番仲の良い友人と、高田馬場にある早稲田松竹で見ました。
我々は、単に『名画だ』と思って見に行ったのですが、
明るくなって周りは見ると、アベックばかりでおどろきました。
冷静になって考えたら、『ひまわり』と『追憶』の二本立て。
どちらもラブストーリーです。
『周りからどう見えてたんだろうなあ・・・』
と言いながら 逃げるように帰りました。

先週末、子供達と久しぶりにキャッチボールをしました。
帰りに、あるお宅の塀のそばにアリの行列ができているのを見つけました。
行きと帰りの列があるようだったので、どこまで行っているのか辿ってみました。
写真に写っている茶色いのは松の葉っぱですので、
とても小さなアリであることが分かると思います。
南に向かって3軒、4軒と過ぎてつくし野小学校の前の通りに突き当たると、東に向かって坂を登り、信号を左折し今度は北に向かいました。
次の角も曲がって今度は坂を下って行きました。
家に帰れなくなってしまうので、ここで諦めましたが、結局何してたんだろうね、と子供達と話しました。
どちらかの列が得物を咥えていそうなものですが、良く見ると、写真に写っているアリたちはなにも咥えていません
次男は『中国の人口と同じぐらいいるんじゃないかなあ』と言っていましたが、
確かにそれぐらいいるかも知れないなあ、と思いながら帰って来ました。
400m位追跡したと思いますが、結局何も分からぬままでした。
一体何が彼らを駆り立てていたのでしょうね?不思議です。」

ちなみに
「2022年版の世界人口白書(State of World Population)によると、
人口が最も多い国は中国で約14億4850万人
仮に、このアリの行列をちょっと多めに1cm当たり10匹のアリがいたと想定すると。
400m=400,000mm=40,000cm
40,000cm×10匹/cm=400,000匹=40万匹
144,850万匹÷40万匹=3621.25倍!!

ちなみに、「総務省が2022年4月15日発表した
「日本の総人口推計(2021年10月1日現在)」は、
前年比64万4,000人減の1億2,550万2,000人。」
12550.2万人÷40万匹≒313.8倍!!

この行列のアリは、たくさんいるように見えて、
実は人間の数のほうが、三桁・四桁多いという試算になりました。
MOさん、鉄鋼マンさん身近な生き物の話題をありがとうございました。

〈おまけ:高見顧問より追加情報〉
上記を読んだ高見顧問から、写真と文章を頂きました。
「ロードキルは野生動物の致死率の中で高いと思います。
現場道中で夜間にニホンジカが事故死していたこともありますし、タヌキ、アナグマも。
個人的には高速道路でニホンザルを跳ねそうになったことがありました。
道路横断の事故を防ぐために けもの道とつなぐ動物用の横断トンネルを設置したり、
空中の動物橋もありますが、全て上手くいくわけではなくて。
南の島の陸棲カニは、産卵のために海と陸を行き来しますから、
とても車が通れる状況にない場面になることも…。
我々にできることは、徐行したり、恐怖で固まってしまった生き物を
道路の外に戻してあげることかな。
これは、事故現場のアナグマ。兵庫県で…。
夏だったので、道路の外の日陰に移動しておいたのですが、短期間で白骨化して土に還ってしまいました。

沖縄ではヘビの事故をたくさん見かけました。
ウミガメのが産卵時に誤って道路に出ないような柵もあり、貴重なウミガメの事故は無くなったようでした。
そもそも1mもあるウミガメと衝突したら、車も大事故になる可能性が高いからね。」

高見さん、貴重な写真とコメント、感謝です。

文章:MOさん、鉄鋼マンさん、高見顧問、小池常雄
写真:MOさん、MOさんのご主人、高見顧問、鉄鋼マンさん
文章・写真調整:小池常雄
ブログ編集:小池常雄

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