カイコの飼育を開始
小学生高学年だった私は、自宅机の上をアゲハチョウの幼虫のフンだらけにして飼育観察をし、飼育記録が地域の文集に紹介され、ちょっとした成功体験を得て…。
私は長じたのち、進学した大学・大学院は生き物とは遠い工学部建築に進学したものの、私の生き物好きの基本は変わらず。
イヌ・ネコはさておき、自宅では魚類やカメなどを多種飼育。
今は室内では飼っていない(カブトムシは室外飼育)けれど、玄関先でマイクロビオトープをつくっていることはご存知の通り。
植物は今も様々な種類(観葉植物・野菜等)を自宅の室内外で育てています。
今も毎年飼育しているヤゴとカブトムシ、コガネムシ、庭木で観察したアゲハを除けば、室内でチョウ・ガの幼虫を飼育するのは本当に久しぶり。
つくし野小でも数年前まで、5年生が全員、蚕の飼育を経験していたけれど、いつの間にかやめてしまった?ようで…。
このブログでも、少し前、よく活動に参加してくれていたSさん家族が飼育しているカイコをご紹介し、反響もいただきました。
4月14日のブログ
4月27日のブログ
S家のお嬢さんが学ぶ私立中学校でカイコの研究をする中で再度、(信州の専門業者から宅配便で自宅に)幼虫を取り寄せるというので、一部をお譲りいただけることになり。
この時期は、たくさん孵化するらしくセール中とか!!
6月10日金夕方に、S家のご自宅に受け取りに…。
5頭を下の写真のような(プラ容器に排水口ゴミネットをかけた)状態で2つ引き渡してくださり…。
体長20mmほど。
帰宅の道すがら、片方をK家母娘に引き渡し…。
お嬢様は6月なのに、もう夏休みの自由研究に早くも着手するという…。
観察ノートもしっかり用意し、びっしりと書き込んでいる。
畑の隅で採取した桑の葉を与えると食欲旺盛。
給餌用の桑の葉は、キッチンの流しのところに枝ごと水に活けて置き、都度ちぎって給餌。
私の手は、コロナ用の消毒剤できれいに洗って作業。
細かい作業はピンセットを利用。
全頭とも順調と思っていたら、延3日後の6月12日日夕刻 頭部をやや持ち上げ、空を仰ぐような姿でぱったりと動かなくなり…。
これは「眠」と呼ばれる脱皮前の状態らしく…。
食べかけの葉の上で、それまでの旺盛な食欲を忘れたかのようにぱったりと動かなくなり、5頭それぞれフリーズしている。
齢を重ねるにつれ、爆発的な大食漢に変貌し、繭をつくり、蛹になり、成虫になるエネルギーを体内にためていく様子が観察できれば…。
〈 おまけ:救出したオタマジャクシがカエルに… 〉
前回の定例活動「プールのヤゴ救出大作戦!」に来てくださった、AKさんより
「救出したオタマジャクシがカエルになったのですが、どうしたらいいですか?」
…との問い合わせと写真を送っていただきました。
このカエル、幼体のオタマジャクシがたくさんいたので、プールに親がきて直接卵を産んだものと分かります。近くに水場がないこの場所のプールに親が直接来て、卵を産めるのはアカガエルのみ。
アカガエルは森林性。
普段は湿った森や林の林床に暮らしていて、早春に水場を探して卵を産む。
ついては、リリースしてやれるのは、プールになるべく近い森や林のような場所…つまり、小学校の東側の松林の斜面や、246号線に向かう大きな交差点近くのバス停の後ろの竹林、すずかけ台の方に降りていく斜面の梅林など…かと。
(日本語訳:
あのままではプール清掃といっしょに下水に流され、命を落とすところでした。
ヤゴたちと一緒に、みなさんに助けてもらいました。
これから先も、自然界で生き延びていくことは大変だけれど、
頑張って生き抜いていきます。
ありがとう! サヨナラ!!)」
…と、カエルが言っているような気がするのは、私だけ??
文章:小池常雄
写真:AKさん、小池
ブログ編集:同
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