次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度つくし野地区での活動は延20回実施。延参加者数は66名。 ◎F幼稚園での活動は延15回、延871名参加。 ◎小川小への出張環境学習は延11回実施。延887名参加。 ◆3地区で延2,524名/46回の活動を実施。
〇2025年度の第6回定例活動は、9月13日 (土)午後の実施予定です。詳細は下記。第5回特別活動は、実施日未定です。
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2016/01/20

活動報告 2015年度 第10回 「小鳥を庭に招待しよう!」


文:小池さん
写真:平嶋さん、岡本さん、小池さん



1月16日(土)に本年度定例10回目(特別活動4回を合わせると13回目)の定例活動を実施しましたので活動報告をします。(小池常雄)



《2015年度第10回定例活動報告:午前の部》

毎年、この活動は午前と午後の2部制です。

午前は、つくし野小学校の校庭に10年前から付けている巣箱の営巣状況の確認と清掃、再取付。午後は、野鳥についてのお話しと巣箱作りです。

午前中の活動は、10時から視聴覚室で始めていた午後の活動の準備を中断して、正門に集合して開始。例年通りに、校庭を時計回りに巣箱をひとつずつ確認していきます。


1番は校舎西端の鉄骨の非常階段に付けた物。例年営巣率が高い場所です。ここでは28mmの巣穴では入らないはずのスズメが営巣しているのを発見。

スズメは臆病な割には、巣作りにはおおざっぱなのか、シジュウカラのようにあまり丁寧な巣を作らない傾向にあるのですが、この巣は違い、とても丁寧に四角い巣箱の中に、同心円状にイネ科の植物の茎や葉、入口の所にはおそらくヒヨドリのものではないかと思われる羽まで使われてとても丁寧に作られていました。



2番目は、正門横。ここも付けてから、毎年途切れることなくシジュウカラの営巣が続いています。

2007/02/17

活動報告 06年度 第10回 「水道水の不思議」「巣箱を校庭に設置」「ナメコのコマ打ち」

活動内容説明

今日のビオトーププロジェクトが始まります。
活動内容は、
  • 校庭で剪定した桜の幹にナメコ菌を植えます。
  • 前回のビオトーププロジェクトで作った残りの木材を利用して、小池さん、砂長さんが休みに作った7つの巣箱を校庭の木に取り付けます。

巣箱の取り付け

前回のビオトーププロジェクトで作ったのと同じ7つの巣箱を校庭の木に取り付けます。

小池さんがえさ台と巣箱の改造の方法を教えてくれました。
  • えさ台の屋根の角度を変えて、面積を広くして雨に濡れにくくする。
  • えさが落ちないように止まり木兼、落下防止柵を付ける。
  • 観察しやすいように足を付ける。
巣箱のふたがブラブラしないようにネジと針金で固定します。
脚立を使って、校庭のあちこちに分散させて、7つの巣箱を取り付けます。

余りの材料を使って作った巣箱"サイボーグ"を体育館の前の木に付けました。
どんなところに鳥は巣を作りたいのか、を考えながら付けました。
取り付け位置は大人が手の届く高さでも十分です。
こちらは脚立を使って、 高い位置に取り付けてみました。


皆で協力して取り付けます。
子供達も一生懸命結びました。


塩素って知ってる?

「水と塩素と生物」との関係について実験してみます。

森田さんから塩素について教えてもらいます。
塩素っていったいなんでしょう?


塩素は水道水やプールの水を消毒するために使われています。
水は透明だからといって安全ではありません。
目に見えない生物が入っていることもあります。
塩素は病気を起こす小さな生物をやっつけてくれるのです。

今日はどんな水に塩素が入っているか実験します。

皆でプールに水をくみに行ったついでに、プールに沈めた藁を引き上げて、生き物がいるか調べました。
藁の中には赤虫が沢山いました。

水槽の水もくんでから理科室に戻ります。

実験に使う水は
  1. 理科室の水道水
  2. 1日おいた水道水
  3. すいそうの水
  4. プールの水
  5. 別の学校の水道水
です。

塩素があると赤くなる薬を使って、水の中に塩素が入っているか調べてみます。

"1. 理科室の水道水"と"2. 別の学校の水道水"が赤くなりました。1日おいた水から塩素が無くなっていました。


塩素は太陽の光にあてたり、分解する薬をつかったり、沸騰させるとなくなるそうです。

塩素は
  • 20℃のとき 気体
  • そのもののにおいは うすい
    ※汚れがひどいと結合して嫌なにおいになる。
  • 人間に対して 有毒
  • 塩素で死なない生物 いる
    ※クリプトスポリジウム

容器と薬をお土産にいただきました。
自分の家の水道水に塩素が入っているか調べてみます。

ナメコ菌を植える

校庭で剪定した桜の幹にナメコ菌を植えます。ハンマーでナメコ菌のついたチップ(駒:コマ)を埋め込みます。
桜の木にドリルで穴をあけます。
試しに切り株にもナメコ菌を植えてみました。

ナメコ菌を植えた木はお土産に、それぞれ自宅に持って帰ります。
生えてくるのには2年くらいかかるそうです。
一部は校庭に置き、キノコ園としました。





感想

塩素のお話しはとてもわかりやすく面白かったです。

浄水場ポンプの電気代が1日に500万円もかかっていることや、シンガポールが下水道から飲み水を作っていることにとても驚きました。子供も大人も楽しめる内容でした。

学校の校庭に付けられた7個の巣箱。いい感じに付いているので、きっと小鳥が住んでくれることでしょう。

子供から報告を受ける日が来ることを信じて待っています。
キノコ園のナメコも生えてくるか少々不安ですが楽しみです。

2006/12/09

活動報告 06年度 第8回 「トリと仲良くなろう」

今回のビオトーププロジェクトは、つくし野で見られる冬の小鳥の種類や接し方を学びます。
まずは、小鳥と仲良くなるためにえさ台を作ります。

活動内容説明

今日はあいにくの雨。でも今回の活動は図工室なので問題ありません。
校長先生が前回取材のあったタウンニュースの記事が掲載されたことを教えてくれました。

小池さんから活動内容の説明があります。
※CDで小鳥のさえずりを聞きながら)


まずは小池さんのお家によく来る小鳥達の紹介です。
スズメ、カラス、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、ハト(キジバト、ドバト)オナガ、モズ、ムクドリ、ツバメ、タカの仲間のチョウゲンボウも・・・。
トリを眺めながら飲む朝のコーヒーはとてもおいしくて幸せな気持ちになるそうです。
スズメ
身近だけれど、まずは来て欲しいトリ。一番臆病だけれど沢山いる。スズメがいれば他のトリは安心。最初にエサを見つけ、他のトリも来る。
シジュウカラ
夫婦仲良し。泣き声が何種類もあり聞き分けられる。胸の黒い線でオス・メスが判る。脂っこいものが好き。
シジュウカラは牛脂が大好き。※サイコロ状のものはダメ
冬の間は厳しいので冬を越すために、自然界では動物の死骸を食べたりもします。
シジュウカラにとっては最高のご馳走です。体が温まりますから。
メジロ
緑色でくりくりした目がかわいい。甘いもの、ジュースとか、果物が大好き。冬は花の蜜を吸っているところを良く見かける。カエデの樹液も好き。周遊しているのでちょっとエサを食べるといなくなる。
ヒヨドリ
元気な暴れん坊。にぎやか、うるさい。ギャーギャー鳴く。エサの食べ方も荒っぽい。漫画ドラえもんでいえばジャイアン。ちょっと意地悪(自分がおなか一杯でも見張っていて他のトリに食べさせない。)
キジバト
伝書バトとは違う。夫婦仲良し。低い声でなく。夢中で食べる。
えさ台が低いと猫に襲われかわいそうなことに・・・


冬はトリにとって厳しい季節です。
葉っぱが少なく姿がよく見えるので観察しやすいです。
冬にトリと仲良くなりましょう。

お勧めする本の紹介です。
”講談社のコミック:トリパン1.2、本:庭にトリを呼ぶ本”

何をあげるか?

  • パン(古いもの、パンの耳で十分)
  • クッキー(賞味期限切れでも全然問題なし)
  • ひまわりの種(ハムスター用)
  • 殻ツキ落花生
  • バードケーキ
  • 小麦粉、ザラメ、マーガリン(ハンバーグを作ったときに残る油でもいい)を混ぜる。小麦粉2:砂糖1:油1の割合で混ぜる。沖縄名物”ちんすこう”に似ている。
    メジロ、シジュウカラなど皆大好き。
    冬の寒いときに向いている。夏はベタベタになってしまう。

小鳥用の餌(殻ツキ、殻ムキ)

これはペットボトルで作ったフィーダーです。
中にはヒマワリの種が入っています。

シジュウカラは1個くわえて飛んでいって体を隠して食べます。
足元で押さえ込んでくちばしでつついて中のタネを出して食べます。
おいしそうなタネを選んで取って行ったりします。
食べ残しからモヤシみたいなヒマワリが生えてきたりします。

これはピーナッツを洗濯物ハンガーに突き刺した”落花生リース”です。
小鳥が食べられるように落花生の両端を落としておきます。
スズメはとまれませんが、シジュウカラがひっくり返って落花生をついばんだりします。その姿がとてもかわいいです。
お願い
  • やり始めたら毎日あげましょう。
  • トリは早起きなので夜のうちにエサをおきましょう。
  • キジバトが猫に襲われないように注意しましょう。

えさ台作り

校長先生の息子さんがお手伝いに来てくれました。
小さい子と一緒に落花生リースを作ってくれます。


長岡さんからえさ台の作り方の説明です。
材料の床板を受け取ります。
裏側からスクリュー釘をうちます。
6本うったら床板の完成です。

次は屋根を作ります。
屋根の材料を受け取ります。
屋根に飾りをつけます。
落花生リースが完成しました。


校長先生と長井先生は板を電動ノコギリで切って大きなえさ台を作ります。
副校長先生もえさ台を作ります。

えさ台の完成です。
ヤスリでキレイに仕上げます。
完成したえさ台をもって記念撮影。皆うれしそうです。


感想

個性豊かなトリ達のお話しはすごく楽しかったです。
えさ台作りも普段子供と一緒に何かを作ることはなかなかないのでとてもいい経験ができました。
自分で作ったえさ台に毎朝小鳥がやってきたら楽しいですね。
コーヒーを飲みながら幸せな気分に浸ってみたいものです。