次の活動実施予告・実施済の報告


◎2025年度つくし野地区での活動は延22回実施。延参加者数は828名。 ◎F幼稚園での活動は延11回、延1,280名参加。 ◎小川小への出張環境学習は延6回実施。延887名参加。 ◆3地区で延2,995名/39回の活動を実施。
〇2026年度第3回定例は5月31日日午後57名の参加者で実施しました。第4回の特別活動は実施日未定ですがジャガイモ収穫の見込みです。

2007/03/10

活動報告 06年度 第11回 「森の分解者キノコのお話し」「キノコ園作成」「クリタケ、ヒラタケのコマ打ち」「4つの看板を剪定枝などで作成・設置」「堆肥の散布」

森におけるキノコや菌類の働き(講師 森田先生)



森田さんがキノコについて詳しく教えてくれました。
みんな真剣に聞いています。

キノコはすごいやつ

生態系:生き物を取り巻く世界

太陽 植物 空気
キノコ 水 動物(ヒト)
地中動物 土

土の中には生き物がいっぱい

木の構造
セルロース:生き物が食べられる部分
リグニン:生き物が食べられない部分

リグニンを分解するすごいやつ登場!

キノコ = 木の子 → 木から栄養をもらう
→ 木が吸収しやすい栄養を作る

栄養はぐるぐる回る

木の成長 ← 木の栄養
↓ ↑
キノコ → 分解 → 虫のえさ

キノコが橋渡しする

どれが毒キノコ?

見た目は毒がありそう・・・
正解は全部食べられるキノコ

どれが食べられるキノコ?

見た目ではおいしそう・・・
正解は全部毒キノコ

中毒になると腎臓がやられて1年くらい入院することもある。

クワガタ・カブト虫飼育の革命

白いのがキノコの仲間
おがくずにリグニンがあってもキノコが分解してくれる。
幼虫のベビーフード!

猛毒を分解するすごいやつ登場

プラスチックを燃やすと発生するダイオキシン(猛毒)

焼いても薬を使っても分解することはできない・・・

リグニンとダイオキシンの構造が似ている

キノコがダイオキシンを分解!

スーパーキノコ誕生

1. いろんなキノコを集めて長所を調べる
毒を集めるキノコ 毒を分解するキノコ
2. 長所だけ集める(遺伝子組み換え)

はく直腐朽菌

カビみたいだけどしいたけの仲間

最後に

キノコは日陰のじめじめしたところで育つ暗いやつだけど
環境を良くするすごいやつ

キノコの育て方の説明

(指導 鶴川在住 里山管理士 田島さん)

田島さんからキノコのコマうちをどうしたらいいか教えてもらいました。クリタケ、ヒラタケの栽培は難しいそうです。

今回は、クリタケ250コマ、ヒラタケ250コマをうちます。

ヒラタケとクリタケのコマうち(子ども)


子ども達でヒラタケクリタケのコマうちをします。
コマうちする木を運びます。
電気ドリルで木に穴を開けます。
あけた穴に木槌でコマを打ち込みます。

やっと1本打ち終わりました。
コマはまだ沢山あります。

ヒラタケとクリタケのコマはこんな袋に入っています。
田島さんに教わりながらどんどんコマを打っていきます。
ヒラタケを打ち終えました。




キノコ園の枠組み作り(大人)

キノコ園の枠組みを作ります。
ナメコは土の中に入れて育てます。
協力して枠を土に打ち込みます。
ヒラタケ、クリタケは立てかけて育てます。


ビオトーププロジェクト倉庫の移動(大人)

木の枝が邪魔をして大変でしたが何とか移動できました。


堆肥入れ(大人)

お母さんたちはお花を植え替えます。
一輪車を使って移動します。結構力仕事です。
子供たちも手伝って花を植えます。

堆肥の中からカブト虫の幼虫がとれました。カブト虫園に放しました。

花植えが完成しました。最後に水をまきました。


カブト虫園、トンボ池、小鳥園、キノコ園の新看板作り

新看板の作成に取り掛かります。
看板の足は木を削って尖らせます。
木のパーツを沢山作ります。

看板の文字は木のパーツを組み合わせて作ります。この枝はすべて校庭の危険になった桜の枝を切ったもの。資源の有効利用です。

看板の足を火であぶって丈夫にします。

だんだん形になってきました。
裏に突き出たネジの頭をつぶします。

トンボ池、小鳥園、キノコ園の看板が出来上がりました。

カブト虫園の看板も完成です。リーダーの小池さん、とても嬉しそうです。校長先生も嬉しそう。

完成した看板を運びます。
トンボ池の看板。
キノコ園の看板。
小鳥園の看板。
全員で記念撮影。お疲れ様です。

ついにカブト虫御殿が完成しました





感想

今回の企画は盛り沢山でとても楽しかったです。

キノコの話は知らないことばかりで驚きました。
まさかキノコがダイオキシンを分解できるなんて・・・

人間が汚してしまった土や水でも自然の力をうまく借りて蘇らせることができる日がやってくるかもしれませんね。

今年の活動はこれで終わり。色々な活動をし、色々な体験ができたと思います。小学校の授業ではできない経験ができたのなら、よかったと思います。

2007/02/17

活動報告 06年度 第10回 「水道水の不思議」「巣箱を校庭に設置」「ナメコのコマ打ち」

活動内容説明

今日のビオトーププロジェクトが始まります。
活動内容は、
  • 校庭で剪定した桜の幹にナメコ菌を植えます。
  • 前回のビオトーププロジェクトで作った残りの木材を利用して、小池さん、砂長さんが休みに作った7つの巣箱を校庭の木に取り付けます。

巣箱の取り付け

前回のビオトーププロジェクトで作ったのと同じ7つの巣箱を校庭の木に取り付けます。

小池さんがえさ台と巣箱の改造の方法を教えてくれました。
  • えさ台の屋根の角度を変えて、面積を広くして雨に濡れにくくする。
  • えさが落ちないように止まり木兼、落下防止柵を付ける。
  • 観察しやすいように足を付ける。
巣箱のふたがブラブラしないようにネジと針金で固定します。
脚立を使って、校庭のあちこちに分散させて、7つの巣箱を取り付けます。

余りの材料を使って作った巣箱"サイボーグ"を体育館の前の木に付けました。
どんなところに鳥は巣を作りたいのか、を考えながら付けました。
取り付け位置は大人が手の届く高さでも十分です。
こちらは脚立を使って、 高い位置に取り付けてみました。


皆で協力して取り付けます。
子供達も一生懸命結びました。


塩素って知ってる?

「水と塩素と生物」との関係について実験してみます。

森田さんから塩素について教えてもらいます。
塩素っていったいなんでしょう?


塩素は水道水やプールの水を消毒するために使われています。
水は透明だからといって安全ではありません。
目に見えない生物が入っていることもあります。
塩素は病気を起こす小さな生物をやっつけてくれるのです。

今日はどんな水に塩素が入っているか実験します。

皆でプールに水をくみに行ったついでに、プールに沈めた藁を引き上げて、生き物がいるか調べました。
藁の中には赤虫が沢山いました。

水槽の水もくんでから理科室に戻ります。

実験に使う水は
  1. 理科室の水道水
  2. 1日おいた水道水
  3. すいそうの水
  4. プールの水
  5. 別の学校の水道水
です。

塩素があると赤くなる薬を使って、水の中に塩素が入っているか調べてみます。

"1. 理科室の水道水"と"2. 別の学校の水道水"が赤くなりました。1日おいた水から塩素が無くなっていました。


塩素は太陽の光にあてたり、分解する薬をつかったり、沸騰させるとなくなるそうです。

塩素は
  • 20℃のとき 気体
  • そのもののにおいは うすい
    ※汚れがひどいと結合して嫌なにおいになる。
  • 人間に対して 有毒
  • 塩素で死なない生物 いる
    ※クリプトスポリジウム

容器と薬をお土産にいただきました。
自分の家の水道水に塩素が入っているか調べてみます。

ナメコ菌を植える

校庭で剪定した桜の幹にナメコ菌を植えます。ハンマーでナメコ菌のついたチップ(駒:コマ)を埋め込みます。
桜の木にドリルで穴をあけます。
試しに切り株にもナメコ菌を植えてみました。

ナメコ菌を植えた木はお土産に、それぞれ自宅に持って帰ります。
生えてくるのには2年くらいかかるそうです。
一部は校庭に置き、キノコ園としました。





感想

塩素のお話しはとてもわかりやすく面白かったです。

浄水場ポンプの電気代が1日に500万円もかかっていることや、シンガポールが下水道から飲み水を作っていることにとても驚きました。子供も大人も楽しめる内容でした。

学校の校庭に付けられた7個の巣箱。いい感じに付いているので、きっと小鳥が住んでくれることでしょう。

子供から報告を受ける日が来ることを信じて待っています。
キノコ園のナメコも生えてくるか少々不安ですが楽しみです。

2007/01/13

活動報告 06年度 第9回 「トリと仲良くなろう その2 巣箱を作ろう」

前回のビオトーププロジェクトでは、小鳥のえさ台を作りました。

今回は、もっともっと小鳥と仲良くなるために巣箱を作ります。
つくし野で見られる冬の小鳥の子育てや巣を学んだ上で鳥の巣箱を作ります。

活動内容説明


庭で鳥に子育てしてもらうにはどうすればいいのでしょう。
スズメ、カラス、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、ハト(キジバト、ドバト)、オナガ、モズ、ムクドリ・・・
鳥はどんなところで子育てしているのでしょうか?
スズメ
家のまわりのいろいろなところに枯れ草などを集めて、比較的簡単な巣を作る。樋の中など雨が最低限、防げればあまり気にしない様子。
スズメ
家のまわりのいろいろなところに枯れ草などを集めて、比較的簡単な巣を作る。
シジュウカラ
本来はきれいな木の洞(うろ)、岩の隙間などに巣材を運んで丁寧に作る。都会では慢性的に住宅(?)不足。土管の中や配水管の中に作るものも居る。人の作った巣箱をよく利用する。
メジロ
木の枝や蔓(つる)にからめてぶら下がって編んだような繊細な巣を作る。
メジロ
木の枝に自分で作る。小池さんでもまだ見つけたことがないそうです。
キジバト
比較的ざっくりした感じで木の枝を組み合わせた巣を枝の上に作る。

実際にシジュウカラが巣を作った写真です。
シジュウカラのお父さんお母さんは大変。子育ての期間は3~5分間に1回エサを運びます。
巣の外と中から声を掛け合っている姿がとても可愛らしいです。

シジュウカラは2~3月にかけて巣を探し始めます。
巣作りは春先から約2週間。巣の中の位置で材料が違います。
卵は1日に1個産み、大体7個くらい生んで、温め始めてから12~13日で孵化します。
ヒナには親鳥が毎日口移しで1日約50匹の小さな昆虫や幼虫を食べさせます。
16~20日ほどでヒナは巣立ちをします。卵を産んでから巣立ちまで約1ヶ月。
2回目の巣作りをするシジュウカラも居るそうです。
6月半ば頃までに巣作りは終わります。

いろいろなデザインの鳥の巣箱があります。いろいろな材料、いろいろな形、いろいろな色。

巣箱は自分で巣を作れる種類の鳥には必要ありません。(メジロ、キジバト)
木の洞(うろ)の中に巣を作る種類の鳥が都会では住宅不足。

シジュウカラは住宅不足。本来は都会には少ない木の洞(うろ)や岩の隙間に作ります。
巣箱を利用するのは木の穴に巣を作る鳥だけ。(樹洞性)

日本に生息する550種あまりの鳥のうち約25種
(別の資料では日本で子育てをする102種のうち14~15種)のみ。(5%)
スズメ、シジュウカラ、ヤマガラ、ムクドリなどごく限られた種類のみ。

巣穴の大きさなどによって利用する種が違います。
中が汚い(去年の巣材が残っている)と作りません。

巣箱作り

いよいよ、巣箱つくり開始です。

材料の杉板を受け取ります。
まず、設計図に従って鉛筆で線を引きます。
次にノコギリで木を切っていきます。丁寧にゆっくりと、落ち着いて。端部は割れやすいので注意。

組み立てる前に、仮に組み立ててみて不具合が無いことを確認します。

穴は小池さんが特別な工具で開けてくれました。直径28mmです。この大きさだとシジュウカラは入れるけれど、スズメはウエストがちょっと太め(30mm)なので入れません。


板が薄く、割れやすいので、スクリューネジをつける前に、必ず、キリか千枚通しで下穴を開けます。

巣箱を付けるのは鳥が出入りしやすく、見通しが良い、巣箱の前が開けているところ。

木を傷めないように、針金でなく園芸用のシュロなわを使います。ぶらぶらしないように上下でしっかり固定します。

環境が大事。ちょっと離れた所にとまれる枝があるといい。
地面からの高さは170~200cmが利用率が最も高い。スズメはもっと低いか高いか。


巣箱が完成して、全員で記念撮影。

感想

今回の鳥の巣箱作りは、前回のえさ台よりもぐっと本格的でした。

寸法を測って、鉛筆で線を引いて、ノコギリで杉板を切って、子供と一緒に一生懸命作りました。

ドリルで穴を開けたとき、アテ板をするのを忘れて裏がバリバリに割れてしまったりして失敗もしましたが・・・

それもまたいい経験になりました。とても楽しかったです。
シジュウカラが住んでくれるといいな。

作った巣箱は30個近く。
みな喜んで自宅に持って帰りました。

それぞれの家につけて、つくし野の鳥たちの住宅事情が更に良くなって、つくし野が鳥にとって楽園になってくれれば良いのですが・・・・・春が楽しみです。

2006/12/09

活動報告 06年度 第8回 「トリと仲良くなろう」

今回のビオトーププロジェクトは、つくし野で見られる冬の小鳥の種類や接し方を学びます。
まずは、小鳥と仲良くなるためにえさ台を作ります。

活動内容説明

今日はあいにくの雨。でも今回の活動は図工室なので問題ありません。
校長先生が前回取材のあったタウンニュースの記事が掲載されたことを教えてくれました。

小池さんから活動内容の説明があります。
※CDで小鳥のさえずりを聞きながら)


まずは小池さんのお家によく来る小鳥達の紹介です。
スズメ、カラス、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、ハト(キジバト、ドバト)オナガ、モズ、ムクドリ、ツバメ、タカの仲間のチョウゲンボウも・・・。
トリを眺めながら飲む朝のコーヒーはとてもおいしくて幸せな気持ちになるそうです。
スズメ
身近だけれど、まずは来て欲しいトリ。一番臆病だけれど沢山いる。スズメがいれば他のトリは安心。最初にエサを見つけ、他のトリも来る。
シジュウカラ
夫婦仲良し。泣き声が何種類もあり聞き分けられる。胸の黒い線でオス・メスが判る。脂っこいものが好き。
シジュウカラは牛脂が大好き。※サイコロ状のものはダメ
冬の間は厳しいので冬を越すために、自然界では動物の死骸を食べたりもします。
シジュウカラにとっては最高のご馳走です。体が温まりますから。
メジロ
緑色でくりくりした目がかわいい。甘いもの、ジュースとか、果物が大好き。冬は花の蜜を吸っているところを良く見かける。カエデの樹液も好き。周遊しているのでちょっとエサを食べるといなくなる。
ヒヨドリ
元気な暴れん坊。にぎやか、うるさい。ギャーギャー鳴く。エサの食べ方も荒っぽい。漫画ドラえもんでいえばジャイアン。ちょっと意地悪(自分がおなか一杯でも見張っていて他のトリに食べさせない。)
キジバト
伝書バトとは違う。夫婦仲良し。低い声でなく。夢中で食べる。
えさ台が低いと猫に襲われかわいそうなことに・・・


冬はトリにとって厳しい季節です。
葉っぱが少なく姿がよく見えるので観察しやすいです。
冬にトリと仲良くなりましょう。

お勧めする本の紹介です。
”講談社のコミック:トリパン1.2、本:庭にトリを呼ぶ本”

何をあげるか?

  • パン(古いもの、パンの耳で十分)
  • クッキー(賞味期限切れでも全然問題なし)
  • ひまわりの種(ハムスター用)
  • 殻ツキ落花生
  • バードケーキ
  • 小麦粉、ザラメ、マーガリン(ハンバーグを作ったときに残る油でもいい)を混ぜる。小麦粉2:砂糖1:油1の割合で混ぜる。沖縄名物”ちんすこう”に似ている。
    メジロ、シジュウカラなど皆大好き。
    冬の寒いときに向いている。夏はベタベタになってしまう。

小鳥用の餌(殻ツキ、殻ムキ)

これはペットボトルで作ったフィーダーです。
中にはヒマワリの種が入っています。

シジュウカラは1個くわえて飛んでいって体を隠して食べます。
足元で押さえ込んでくちばしでつついて中のタネを出して食べます。
おいしそうなタネを選んで取って行ったりします。
食べ残しからモヤシみたいなヒマワリが生えてきたりします。

これはピーナッツを洗濯物ハンガーに突き刺した”落花生リース”です。
小鳥が食べられるように落花生の両端を落としておきます。
スズメはとまれませんが、シジュウカラがひっくり返って落花生をついばんだりします。その姿がとてもかわいいです。
お願い
  • やり始めたら毎日あげましょう。
  • トリは早起きなので夜のうちにエサをおきましょう。
  • キジバトが猫に襲われないように注意しましょう。

えさ台作り

校長先生の息子さんがお手伝いに来てくれました。
小さい子と一緒に落花生リースを作ってくれます。


長岡さんからえさ台の作り方の説明です。
材料の床板を受け取ります。
裏側からスクリュー釘をうちます。
6本うったら床板の完成です。

次は屋根を作ります。
屋根の材料を受け取ります。
屋根に飾りをつけます。
落花生リースが完成しました。


校長先生と長井先生は板を電動ノコギリで切って大きなえさ台を作ります。
副校長先生もえさ台を作ります。

えさ台の完成です。
ヤスリでキレイに仕上げます。
完成したえさ台をもって記念撮影。皆うれしそうです。


感想

個性豊かなトリ達のお話しはすごく楽しかったです。
えさ台作りも普段子供と一緒に何かを作ることはなかなかないのでとてもいい経験ができました。
自分で作ったえさ台に毎朝小鳥がやってきたら楽しいですね。
コーヒーを飲みながら幸せな気分に浸ってみたいものです。

2006/11/18

活動報告 06年度 第7回 「カブトムシ園整備 その3」「自然林の観察」「カブト虫にエサ補給」

カブト虫園

前回はカブト虫園の幼虫の育ち具合を観察しました。
今回は学校の近くの森に行って、カブト虫園の幼虫のえさとなる倒れた木や落ち葉を集めます。それから、幼虫たちは自然の中でどんなところに住んでいるのか調べてみます。

集合

さあ、いよいよ活動開始です。
校長先生が今日の活動内容を説明します。

今日は学校の近くの森に行って、カブト虫の幼虫のエサになる
倒れている木や落ち葉を集めます。

土の中にはガラスがあったりするので気を付けること。
ムカデなどの危険な虫もいるので気を付けること。
カブト虫園のチーフ小池さんからも説明を受けます。

自然の中のカブト虫の幼虫は一体どこにいるのでしょうか?
カブト虫は自分達の都合のいい場所にまとまって卵を産んでいます。
木と葉っぱを集め終えたら探して見ましょう。
目印は地面の上にあるフンです。
木の中、落ち葉の下、倒れた木の真下、木を割る、木の皮を剥ぐ。

どんなところにいるか予想を立てて探して見ましょう

取材

タウンニュースの記者の方がビオトープの取材に来られました。
カブト虫園の小屋を皆で協力して建てたことをアピール。
大きく育ったカブト虫の幼虫を見せました。

どんな記事になるのでしょうか?楽しみですね。


出発

いよいよ出発です。
学校の校門を出て信号を注意して渡ります。

リヤカーを引いて皆でぞろぞろ歩きます。
平らな道は楽チンです。余裕のピースサイン。

ビオトーププロジェクトの旗を持って歩きます。
立派な旗なのでとでも誇らしげです。

狭い歩道は大変です。リヤカーが木に挟まってしまいました。
道を渡るのもなかなか大変です。

急な坂はもっと大変。みんな頑張れ!


エサ集め

やっと森に到着しました。皆頑張ったので記念撮影をパチリ。

まずは倒れた木と落ち葉を集めます。
ビニール袋を配って落ち葉を集めます。
2~3人で協力してビニール袋を落ち葉で一杯にします。

倒れた木も運びます。長井先生は一度に2本も。
子供達は協力して太い木を運びます。
どんどん木が集まってきました。

佐野先生は小枝を沢山集めてきました。
ビニール袋一杯になった落ち葉も集まってきました。
こんなに沢山集まりました。もう十分なので幼虫さがしに移ります。

見つけたら大きい声で”見つけた!”と叫ぶこと。


幼虫さがし

早速、”見つけたー!!”と声が上がりました。
なんとコクワガタの成虫。すごい!
木を削って穴の中の幼虫を調べます。


クワガタの幼虫を発見しました。
木の根っこの土も丹念に調べます。

あっ、これは危険。巨大なムカデです。毒があるので気を付けて!
アオズムカデ、大型のムカデで毒も強く、かまれるとかなり痛みます。
母親は卵を抱いて守ります。
これはヤスデでしょうか?

木の中にムカデが眠っています。みんなおそるおそる覗いています。

子供達が幼虫が沢山いそうな木を見つけました。
校長先生が割ってくれました。


きれいなカラスウリを見つけたので学校に飾ることにしました。

カミキリ虫の幼虫を見つけました。あごが大きく強そうです。


幼虫の住みかの調査終了です。

校長先生が子供達に感想を聞いてみました。
 「落ち葉集め楽しかった。」
 「急にクワガタが出てきて驚いた。」
 「でっかいムカデがいてビックリした。」
 「木を割ってみたらシロアリが一杯いた。」
 「小さいミミズがいて驚いた。」

カブト虫の幼虫のエサで一杯になったリヤカーを引いて学校に戻ります。
道が狭いので整列して歩きます。自転車がきたので道を譲ります。

ここでちょっとしたハプニング。
帰り道を間違えて行き止まりになってしまいました。
でもみんな元気なのでへっちゃらです。


冬の準備

学校のカブト虫園に到着しました。
まずは落ち葉のビニール袋を小屋の前まで運びます。
次は木を運びます。

落ち葉を小屋の中に入れます。
葉っぱはカブト虫の幼虫にとってホカホカのベッドです。


次に葉っぱの上に木を並べます。
沢山の木がキレイに並びました。
その上に残っていた葉っぱをのせます。


そして最後に水を掛けます。
これで冬の準備は終了です。


今度幼虫に会えるのはいつになるのでしょう?
来年の春頃会えるのでしょうか?楽しみですね。

感想

校長先生のお話の中に「里山」という言葉がありました。

日本の多くの里山は、40年前ほどから、急に人がいなくなり、草木が乱雑にしげった「やぶ」になり、場所によってはゴミ捨て場になっているそうです。
昔は、こどもの遊び場、地域に住んでいる人達の憩いの場所だったのに・・・

学校の近くのこの森では、クワガタ、カミキリの幼虫、ムカデ、シロアリなど、沢山の生き物を見つけることが出来ました。

でも、空き瓶や空き缶が捨ててあったり、草木が茂っていたりしてちょっと荒れている状態です。

森は、掃除や片付けと同じように、草をかったり、木を切ったりしてきれいにしなけばなりません。

ビオトーププロジェクトをきっかけに、森をきれいで楽しい場所に出来ればいいですね。

2006/10/07

活動報告 06年度 第6回 「幼虫確認+観察」「エサの補給」

活動内容説明

前回のビオトーププロジェクトでは、カブト虫の卵や幼虫をカブト虫園に放したり、恩田川の水質検査を行ないました。

今回はカブト虫園の幼虫がどのくらい成長したか確認したり、トンボ池の水質は恩田川や殿山の森のわき水と比べてどうかなど検査薬を使って調査します。

校長先生が今日の活動内容を説明します。

・カブト虫園から幼虫を取り出して、天秤で重さを測ること。
・成長の様子を観察図にまとめること。
・低学年はトンボ池の水、高学年は恩田川の水と殿山の森のわき水の水質検査を行なうこと。

大人たちは子ども達の観察に使うテーブル、上皿天秤、双眼実体顕微鏡などの準備をします。

カブト虫園

カブト虫園には”左”、”中”、”右”の3つの入り口があります。

”左”と”右”には子ども達が家で育てた幼虫も放しました。
でも”中”には放していません。
”中”にいるのは、カブト虫が卵を産んで、その卵からかえった幼虫です。

幼虫を取り出す

カブト虫園に移動します。

幼虫は大きく育っているのでしょうか?
”せーの”でフタを開けてみます。


子ども達がいっせいに中を覗き込みます。
校長先生も中を覗き込みます。


シイタケのほだ木や止まり木を外に出します。

ほだ木を見ると、なんと、カブト虫の幼虫が中に沢山はいっていました!”ワー”と歓声が上がります。
これには大人も子供もビックリ。
木の中にいるのはクワガタの幼虫だけではないのですね。


皆でじっくり観察します。

クワガタの成虫も発見しました。


カブト虫は成虫になってから1ヶ月しか生きられませんが、クワガタの成虫は3~4年生きるものもいるそうです。

ほだ木にはやわらかく栄養が沢山あるので、食べるために中に入ったのでしょうと小池さんが教えてくれました。

ほだ木の中に入り込んだカブト虫の幼虫です。
栄養が豊富なのでまるまると太っています。

幼虫の観察

幼虫をシャーレに乗せ顕微鏡でじっくり観察します。

幼虫を天秤に乗せ、重さを測ります。
低学年の子供達にはちょっとむずかしいようです。
長井先生がやり方を教えてくれます。

幼虫の観察図を描きます。


校長先生に結果や感想を報告します。
 「重さは大体20グラムくらいだった。」
 「幼虫はちょっと気持ち悪かった。」
 「幼虫に血管が通っているのが見えた。」

トンボ池でエサあげ

トンボ池の生き物にエサをあげます。
金魚がメダカがエサを食べに集まってきました。
よく見ると手長エビもエサを食べにきていました。

水質検査&看板の修復

高学年の子供達は殿山の森のわき水の水質検査をします。
低学年の男の子はトンボ池の水質検査をします。

女の子は色あせてしまった看板の色を修復します。
見事看板は色鮮やかになりました。


検査薬を使って水質を検査します。
検査薬には3種類あります。
PH: 水が酸性かアルカリ性か調べる。
空気が汚いと酸性雨が降る。
COD: 水の酸素が十分か不足か調べる。
酸素が多いと汚れが分解される。
NO2: 水が栄養不足か過多か調べる。
水の中に栄養がないと水草が育たない。 使い方はどれも同じ。


線を抜いて手でつぶして空気を抜いてから、逆さにして水の中で手をはなして水を入れます。
比較表を使って水の状態を調べます。

結果発表

いよいよ結果発表。
トンボ池の水は、
PH: 0.2 アルカリ性
COD: 50 酸素不足
NO2: ?
生き物の住めるギリギリの水準でした。

感想

カブト虫の幼虫がほだ木の中に沢山いるのを見て正直驚きました。
腐葉土の中にいるものとばかり思っていましたので・・・

でも、よく考えてみれば当然のことなのかもしれません。

カブト虫園に入れたほだ木とは、椎茸栽培に使用した後のクヌギコナラの腐食の進んで朽ちて柔らかくなったものです。

腐葉土の一歩手前というところでしょうか?
とにかく栄養満点であることは間違いありません。

つまり、ほだ木とは幼虫にとっての”お菓子の家”。
いつでもおいしいエサにありつける最高の住居という訳です。

”たくましく生きているなぁ”と妙に感心してしまいました。

来年はきっと巨大なカブト虫の成虫が見られることでしょう。
期待がますます膨らみます。

2006/09/09

06年度 第5回 「奈良川の生物調査」「奈良川の水質調査」

活動内容説明

今回はいつものビオトーププロジェクトとはちょっと違い、内容はグッと高学年向き。
子どもの国線に乗って、恩田駅前の奈良川まで足を伸ばします。
本物の検査薬品を使って奈良川の水質検査をしたり、木の枝で作った釣竿にスルメイカをつけてザリガニを釣ったりと内容も盛りだくさん。地域の自然の中で思いっきり楽しみます。

まずは奈良川に移動する前に、子供達の家で生まれたかぶと虫の卵や幼虫をかぶと虫園に放します。
広い広いかぶと虫園。きっと大きなかぶと虫の成虫になることでしょう。

カブト虫園

カブト虫の産卵もほぼ終わる時期になりました。
すでに卵からかえってりっぱな幼虫になっています。
カブト虫園にていねいに放します。
幼虫は自分の力でどんどん土にもぐっていきます。

子供達も家からもってきた幼虫を放します。
女の子はちょっとコワゴワ飼育ケースから。 男の子は手づかみで。
こんなに沢山の幼虫が放されました。これだけ沢山いれば、子供達全員にサナギをプレゼントできるかもしれませんね。

奈良川

活動内容説明

子供達に今日の活動内容を説明します。
電車での移動となるので念入りに。
"大きい子は川に入っていいですよ。何か質問はありますか?"(校長先生)
"大きい子って何歳からですか?"(女の子)
"自分は大きいと思ったら大きい子でいいですよ"(校長先生)
"川でゴーグルを使っていいですか?"(男の子)
"・・・。そんなに深くないですよ"(校長先生)

移動

まずはつくし野駅に向かいます。

子ども達も自分でキップを買います。しっかりしてる!
電車の到着まであと3分。その間に校長先生に奈良川に住んでいる生き物のお話しを聞きます。
電車が到着しました。乗り遅れないように急いで!!

駅に到着すると、早速アオマツムシを捕まえました。
アオマツムシはリーッリーッリーッと鳴くコオロギ。
外来種で、普段は木の上にいるので、なかなか目にすることはないそうです。(長井先生談)

奈良川への移動

駅から出ると、すぐ近くの線路の脇に小川があります。
この川が奈良川です。皆で川を見ながら目的の場所まで歩いていきます。魚が沢山泳いでいるのが見えるので皆はしゃいでます。

奈良川の水質検査

川の水質検査をするための調査表が配られました。
本格的です。心なしか子ども達の顔つきがきりっとして見えます。

森田さんから検査方法の説明を受けます。
3種類の検査薬を使って、川がどれくらいキレイか調べます。

キタナイ水はいろんな所で使い終わった水。
例えば、田んぼでイネを育てるときに使った水は肥料をまいているため、栄養がいっぱい入っています。
植物にはよくても、川に流れ込むと汚れた水になってしまいます。

キレイかキタナイかを判断するための基準があります。
これはいわば川の成績表。検査薬を使うことですぐに判ります。
森田さんに検査薬の使い方を教えてもらいます。
これが3種類の検査薬です。糸を抜いてスポイトのように中に水を入れてよく振ると色が変わります。

川から汲んできた水を使って検査します。
調査表の中のサンプルの色と見比べることで値が判ります。
これはどっちの方の色が近いかな・・・

皆の表を集めて結果を集計します。PHが7だと中性ですが、奈良川の水はPHが8。土の中の物質によってアルカリ性になっています。
雨は二酸化炭素を含むので弱い酸性でPHが5くらい。
川崎工場付近はPHが1~2の強い酸性で、植物をだめにする"酸性雨"がよく降るそうです。

奈良川の生物調査

皆で川に入ってザリガニや魚を捕まえます。
"そこの岩陰にいそうだよ。"
大人も子どもも夢中になって生き物を探します。
ザリガニ釣りも真剣です。
転んでずぶ濡れになってしまいました。


こちらのポイントでは大きなザリガニが沢山釣れました。

水がないように見えますが、ここでもザリガニがいました。
校長先生を先頭に、川の奥のほうまで魚を取りに行きます。
こんなに大きなザリガニ(写真)がとれました。
怒って大きなつめを振り上げました。大迫力です。


釣りの上手な子は何匹も捕まえました。
皆で記念撮影。"チーズ"の代わりに"ざりがニー"で笑顔の記念撮影です。
校長先生もすっかり童心に返って楽しんでいました。

最後に魚をとる仕掛け網を引き上げてきました。
これには皆びっくり!!
モロコ、クチボソ、コイ、アブラハヤといったいろんな魚が入っていました。
みんな喜んで手掴みします。こんなに大きなコイも入っていました。
仕掛けた小池さんも、思っていた以上の大漁にびっくりしていました。


感想

この奈良川の脇の道路は車でよく通っていたのですが、こんなに生き物が沢山すんでいるとは想像していませんでした。

注意してみれば、実は身近なところにビオトープ(生き物の生きられる場所)は残されているんだということ気付かされました。

これまで見てきたのは人の手によって守られたビオトープで、今回は生き物達がたくましく生き抜いているビオトープ。
後者のビオトープが増えていくことが本当はいいことなのかもしれませんね。