次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度つくし野地区での活動は延20回実施。延参加者数は766名。 ◎F幼稚園での活動は延15回、延871名参加。 ◎小川小への出張環境学習は延11回実施。延887名参加。 ◆3地区で延2,524名/46回の活動を実施。
〇2025年度の第6回定例活動は、9月13日 (土)午後の実施予定です。詳細は下記。第5回特別活動は、実施日未定です。

2009/09/19

活動報告 09年度 第5回 「川で学ぼう・川の水を分析してみよう」

文: 田村校長先生
写真: 三浦さん

2学期最初の活動を、去る9月19日(土)にこどもの国線恩田駅近くの奈良川で行いました。

東京都環境教育優良校表彰式参加のため、当初の予定を1週間延期しましたが、80名ほどの参加をいただき実施することができました。

この日の活動は、奈良川の水質検査と生物調査が中心です。

メイン講師として、水質検査は保護者の大高さん、生物調査は顧問の小池さんと高見さんにお願いしました。

小池さんには、環境教育のことについてもご指導いただきました。

台風のため雨が心配でしたが、太平洋上にそれてくれたので天気の心配もなく楽しく過ごすことができました。

まず、つくし野駅前に集合し、出席確認、切符購入、出発です。

たくさんの保護者の方にご参加いただいているので、移動も助かりました。

現地についてあらためて活動説明を行いました。





その後、奈良川は生物が生きていけるのか、3項目にわたってパックテストで水質検査を行いました。

まず、水素イオン濃度(PH)は8.3 (川の水の酸性度を調べる)次に、亜硝酸態窒素は0.05(農薬や家庭からの下水による汚れを調べる)最後に、化学的酸素要求量(COD)は8(食べ物のかすや動物の糞による汚れを調べる)
【1年生の結果より】

あわせて、これまでの活動でも学習した塩素の実験を行ったところ水道の水と同じように奈良川の水にも塩素が含まれていることがわかりました。

これらから、奈良川は何とか生物が生きていけるということがわかりました。





これらを確認した後、いよいよザリガニが目当ての人は竿をもち、魚などが目当ての人は網を持って川に進みました。

ところが、2週間前にこの日の活動に備えて川の整備に行ったときにはたくさんいた水たまりのザリガニが全くつれないのです。

いくらねばってもつれないのです。

今年で4回目の企画の奈良川遠征で、1年目はたくさん釣れ、2年目はさっぱりつれませんでした。

3年目は再びたくさんつれ4年目の今年はさっぱりでした。

あらためて、その時の自然状況の影響の大きさを感じました。

一方、川では例年確認されるドジョウこそいませんでしたが、ヨシノボリメダカモロコクチボソコイアブラハヤなどの魚類、サワガニ、ザリガニなどの甲殻類、マシジミ(タイワンシジミ?)、カワニナなどの貝類の生息が確認されました。

調査終了後、顧問の小池さんから当日と川の整備をした折に集めたゴミを見せてもらい、こんなにたくさんの生物が必死に生きている川にゴミを捨ててもよいのでしょうか、いけないよねというお話を聞きました。

小池さんは袋にそれらのゴミを詰めて持ち帰ってくださいました。

いつまでもこれらの生物が生き続けられるように願いつつ、奈良川を後にしました。









実は、当日の午前中に、水泳指導が終わったプールの半分に顧問の長岡さんと網を張っておきました。

昨年も行い、2匹のギンヤンマの羽化につながったトンボの産卵用のカヤなどを入れるためです。

午前中に奈良川でカヤを刈って袋に入れておいたものを帰りに車で学校に運んでもらい、学校に戻ってから都合のついたこども達とプールに入れました。

昨年より1ヶ月早い準備でしたので、来年は今年以上の多種類のヤゴが見られそうです。

当日も、プールの上をギンヤンマが飛んでいました。

ちなみに、本日(9月29日)、メダカ池でギンヤンマのヤゴを見たという話を4年生の男の子に聞きました。

トンボ池の循環ポンプも1ヶ月ほど止めてトンボが産卵しやすいようにしました。

楽しみが続き、つながりますように。



09年度 第5回ビオトープ活動
アルバム

2009/09/11

「ビオトープ通信」 第31号

ビオトープ倶楽部会員の皆様、おはようございます。

朝晩すっかり秋めいてきて、子供の寝冷えが心配なこの頃、皆様お変わりありませんでしょうか。

さて、ビオトープの秋の始まりといえば、やっぱり奈良川からでしょう。

今年で4回目の定点観測となりますが、去年より水がきれいになっていて、ザリガニや小魚がたくさん見つかるといいですね。

というわけで次回活動のご案内です。

§ 新着情報

1. 「次回予告 9月19日(土) 「川で学ぼう・川の水を分析してみよう」」

URL: http://biotop-project.blogspot.com/2009/09/919.html

つくし野小学校ビオトーププロジェクトより

次回予告 9月19日(土) 「川で学ぼう・川の水を分析してみよう」


08年度の活動より

1学期はビオトーププロジェクト活動にご参加くださりありがとうございました。

このたび、1学期に4年生が取り組んだ東京都主催の「CO2削減 アクション月間」のアンケートへの取り組みや、4年目のビオトープ活動が認められ、東京都の「環境教育優良校」を受賞することになり、当初の活動予定日の12日(土)に表彰式に参加することとなりました。そのため、1週間延期して下記の日時に9月の活動を行います。

今回は、4回目になる「川に行って生物調査と水質調査」を行います。

水質調査は、9月26日(土)に予定している麻布大学でのJST助成理科実験教室につながります。

川では、ザリガニ釣り、魚すくい、パックテスト(簡易水質検査)を行います。先日、顧問や有志の方と活動しやすいように川の整備に行ってきました。

ご参加いただける方は、本日全校配布予定の申込用紙に記入の上、9月15日(火)までに、担任に提出してください。

開催日時・場所

  • 9月19日(土) 13時00分
  • つくし野駅前に集合

スケジュール

13時00分つくし野駅前に集合
(出席確認 各自切符を購入しておいてください)
13時35分つくし野駅発、長津田駅乗り換え
13時44分子どもの国線恩田駅着
14時00分活動内容説明、水質検査、生物調査
15時50分活動終了
16時34分恩田駅発
16時47分つくし野駅着・解散
時間の許す方は学校に戻り、トンボの産卵用の草をプールに投入します。

用意する物

  • ある人は名札・カードケース
  • 軍手
  • 飲み物
  • 帽子
  • タオル
  • 汚れてもよい服装
  • 必要な人は着替え
  • 魚すくい用網と持ち帰りたい人は入れ物
  • 長靴かしっかりしたビーチサンダルか靴

備考

  • 原則として、1・2・3年生は保護者と一緒にご参加ください。
  • 雨天の場合は翌日に延期。その場合は、ビオトープ連絡網で流します。

2009/07/23

「ビオトープ通信」 号外 ~夏の収穫祭へのお誘い~

ビオトーププロジェクト顧問一同
校長 田村 健治

皆さんにご協力いただいて開設したビオトープ畑の作物のうち、カボチャ、トウモロコシとエダマメ(大豆)がもうすぐ食べ頃になります。

どのように収穫しようか話題になり、いっそみんなで集まって収穫パーティをやろうということになりました。

つきましては、以下のように行いたいと思いますのでご都合のつく方はご参加ください。

なお、この連絡はビオトープ倶楽部連絡網でしか流していませんので、連絡が届かない人に教えられる方は、お誘いください。

よろしくお願いします。

日時

  • 8月2日(日) 午後4:00より

場所

  • ビオトーププロジェクト専用畑

持ち物

  • 作業のできる服装
  • 帽子
  • 軍手
  • 防虫グッズ
  • タオル
  • 飲み物(アルコール可)
  • 自分で食べたいものやみんなに食べさせたいもの

時程

  • 午後4時から 畑の手入れ、収穫
  • 午後5時から パーティー
  • 午後7時半 解散

その他

  • お車での参加は絶対おやめください
  • 子どもの参加 可

2009/07/20

「ビオトープ通信」 第30号

ビオトープ倶楽部会員の皆様。

今年も長い夏休みがやってきました。いよいよ虫たちの季節が到来ですね。

つくし野の公園では、小さい音ですが蝉時雨が聞こえてくるようになりました。
カブトムシ達の羽化も始まっているようですね。

さて、今回は、森村学園の森の昆虫採集と森の憩いの第4回活動の報告です。
ビオトープ畑の報告もありますよ。

§ 新着情報

「活動報告 09年度第3回 『里山に昆虫を探しに行ってみよう〜森で憩おう〜』」

URL: http://biotop-project.blogspot.com/2009/07/09-4.html

§ 限定公開フォトアルバム

第3回活動「里山に昆虫を探しに行ってみよう〜森で憩おう〜」の限定公開フォトアルバムへのご招待です。

重要なお願い:

フォトアルバムのリンク情報は、ご家庭の外には開示しないでください。
ご家族以外の参加者のお顔が写った写真の再掲載、再配布はしないでください。
(当日参加者にも禁開示、禁再配布)
個人情報保護にご協力願います。

URL: [メールマガジン版のみの掲載]

2009年8月18日まで約1ヶ月の期間限定なのでお早めにどうぞ。

備考:

サービス提供元の「フォト蔵」の制限で携帯電話ではご覧になれません。
携帯電話で「ビオトープ通信」をご覧の方は、本メールをご自身のパソコンのメールアドレスに転送して、パソコンでアルバムをご覧になってください。

つくし野小学校ビオトーププロジェクトより

2009/07/19

近況報告 「ビオトープ専用はたけ」

文・写真: ブログ管理人

7月19日の畑の状況の報告です。

トウモロコシの実がずいぶん大きくなっていました。

ツルナシインゲンの芽が出ていました。

心配していたスイカも少し伸びました。

枝豆もまた少し膨らんできています。

桑の実が一つだけ熟していました。食べてしまいました。

ニラはまだたくさん残っています。















2009/07/11

活動報告 09年度 第4回 「里山に昆虫を探しに行ってみよう~森で憩おう~」

文: 田村校長先生

7月の活動は、11日(土)に100名近くのご参加をいただいて、学校近くの「森村の森」に行って、夏の里山で活動する昆虫を探しに行きました。

心配された天気も梅雨明け間近で安定し、さわやかでした。

出発前に学校で、顧問の小池さんと高見さんから
  1. 昆虫と人間の関係(益虫と害虫)
    危険な昆虫の話
  2. 昆虫の採集の仕方
    網でとる取り方(チョウ、トンボ、セミ)
  3. 道具を使わないでとる方法
  4. 傘を使う方法
  5. 自宅で昆虫を飼ってみる方法
  6. 森の中でゆったりと過ごす方法
  7. 手作りブランコハンモック
などの説明を受けました。

それから歩いて学年ごとに出発です。

みんな、網と虫かごと水筒を持ってわくわくして歩きました。





現地に着くと、一足早く到着していた小池さんと高見さんがブランコとハンモックの準備をしていてくれました。

みんなは荷物を空き地のブルーシートの上に置いて、採集開始です。

最初に見つけたのはアリジゴクの巣です。

砂ごとすくってみるとアリジゴクがいました。

ありを捕まえてあげてみると、なんとアリがアリジゴクに食いついて引っ張り出しました。

アリジゴクは巣の中にいないと弱いんだなと思いました。

みんなは、樹液の出ているクヌギや木の根元の落ち葉をどかして一生懸命探しました。

樹液を吸っている大スズメバチには近づかないようにして、一生懸命探しましたがなかなか見つかりません。

しばらくして、樹液の出ている木の根元のウロを探していたら私には見えなかったのですが、子どもが「クワガタだ」と声を上げました。

とってみると、ノコギリクワガタの小さい雄で、「ニンジンクワガタ」と言われるものでした。

低学年は、樹液酒場に集まっているカナブンを網でとるのに必死でした。

大きなカタツムリを見つけた子どももいました。

カミキリを見つけた子どももいました。

メタリックカラーのイトトンボを捕まえた子どももいました。

幼虫の入った朽ち木を見つけた子どももいました。

チョウは高いところを飛んでいるので捕まえられません。

カブトムシはなかなか見つかりません。カブトムシのにおいもしません。

そのうち、コクワガタを見つけたお父さんがいました。

私も樹液が出ている木の皮の裏側で、5匹のコクワガタを見つけました。

ムシ探しに夢中になっている一方では、「森で憩おう」がすっかり気に入って

ハンモックでゆっくりしている子どもや、ブランコに気持ちよさそうに乗っている子どももいました。

特にブランコは大人気で行列ができていました。

結局、カブトムシは発見できず、ノコギリクワガタ1匹とコクワガタ10匹くらいを採集できました。

ある地点で、カブトムシのにおいがするのを近くにいたお父さんと確認しました。

今回の活動は、昆虫をたくさん採集するのが目的ではありません。

つくし野にもこのような自然環境が残っていて、たくさんの昆虫が必死で生きているんだということをわかってくれたのではないかと思います。

ひいては、そのような命へのいとおしさを感じてくれればありがたいと思います。

学校へ戻って感想の発表を行って解散です。













時間の都合がつく方にはビオトープ畑で手入れをしてもらいました。

畑には顧問の中村さんが待っていてくださり、トウモロコシが風で倒れないように柵を作りました。

収穫が待たれるほどカボチャもトウモロコシもエダマメ(大豆)も順調な育ちぶりです。

夏の収穫祭を行いたいという声が出ています。

今、行う方向で調整しています。

お楽しみに。









09年度 第4回ビオトープ活動 アルバム