次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度つくし野地区での活動は延20回実施。延参加者数は766名。 ◎F幼稚園での活動は延15回、延871名参加。 ◎小川小への出張環境学習は延11回実施。延887名参加。 ◆3地区で延2,524名/46回の活動を実施。
〇2025年度の第6回定例活動は、9月13日 (土)午後の実施予定です。詳細は下記。第5回特別活動は、実施日未定です。

2017/10/11

お知らせ:スクールニュースNO.296で紹介されました。

 スクールニュース vol.296 

いつも活動の取材に来てくださる教育系月刊誌「スクールアメニティ」の記者岡本さんが、9月9日の活動を紹介してくださいました。ここに、メールニュースの「スクールニュース」のNO.296を転記します。(小池常雄)

編集部から 体験をつなげる

(つくし野ビオトーププロジェクトシーズンXII 9月)

体験を継続できるように


9月9日、暑すぎもなく涼しすぎもない気候の中で、つくし野ビオトーププロジェクトの定例活動(6回目:川でまなぼう 川で遊ぼう!)が行われた。
場所は、つくし野から鉄道で2駅、東急こどもの国線に沿った奈良川のほとり(親水エリア)。放射線の影響で活動を見送った年を除けば毎年行っているつくし野ビオトーププロジェクト:テーマが【水】の定番プログラムである。
スタッフが事前に張ったタープの下で話を聞く参加者
スタッフが事前に張ったタープの下で話を聞く参加者
参加者は子どもとその保護者の72名。プロジェクトによると半数以上の38名が子どもで、その半分が未就学児、最年少は1歳。数年前に取材を始めたころとは年齢層に大きな違いを感じる。
そのためか、今年は回を重ねるにしたがって進め方が変わってきた。例えば、昨年までならばプロジェクトリーダーの小池常雄さん(環境カウンセラー)による活動前の話は、小池さんがほぼ1人で伝えてきた。
主にその日の活動内容を踏まえて自然と人とのかかわりを話す。例えばこの日であれば、地球は水の惑星ともいわれるがどのくらい水があるのか、その水はどんな水か(海水か淡水か)、生き物に水はどうして必要なのか、などである。
1人で伝えることは話にぶれがなくわかりやすいが、どれだけ上手くても1人の話を聞き続けるのは小さな子には厳しい。そこで今年は、継続して子どもが参加している保護者に説明をしてもらったり、同じく継続して参加している児童にも説明側に加わってもらったりしている。
こうして「おとうさんの体験談」「おねえちゃんによる読み聞かせ」などをプログラムに加え、小さな子どもでも興味を持ち続けることができるよう工夫している。
安全に活動する注意事項を小池さんから聞き、参加者は、いよいよ次々と川に足を入れていく。親子や友達同士で水の中を除きながら網をすくっては中を覗く。昨年は甲羅の大きさが20cmになろうかというクサガメがみつかったが、今年も体長が同じくらいあるドジョウが捕まった。
今年は何をみることができるか、全員で川の中に
今年は何をみることができるか、全員で川の中に
そんな周りの様子を見ながら、子ども達は場所を変えていく。川の真ん中で網をすくっていた子達が、時間とともに、水草の前や流れの変わるところなどに移っていくのだ。さらには、こうした生き物を顕微鏡で観察を始めるなど、それぞれの関心に活動が広がっていった。
子ども達がドジョウの他にどんな生き物をみることができたのかは、プロジェクトのブログで確認してほしい。
周りの様子を見て、子ども達は自分の動き方を考えるようになる
周りの様子を見て、子ども達は自分の動き方を考えるようになる
川から上がれば、捕まえた生き物を観察する子どもの姿
川から上がれば、捕まえた生き物を観察する子どもの姿
出典:スクールニュース http://www.schoolnews.jp/
ブログ編集:小池

2017/10/05

畑のお世話:ベビーリーフの種まき

ベビーリーフの種を蒔きました。
9月30日土曜日の夕方、種まきをしました。一人での作業でした。
前回、エダマメやサヤインゲンを収穫した跡地ですが、10月の活動まで3週間ほどの時間があり、暑さも収まり気温がちょうどよく、雨も適した量が降るので、サラダ用のベビーリーフを育てられるのではないか??と思ったのです。
サラダ用ベビーリーフは、毎年年度の始まりの4月の活動で、お試し収穫体験しているものと同じです。
この種のレタス類のミックス種は、大きく育ててもいいし、大きく育つ前に収穫してもよいのです。
それで短期間に収穫できないか?と思ったのです。
所詮、ハクサイの苗など、冬野菜の苗を植える時は、土を深くよく耕します。
一方ベビーリーフは深くまで根を伸ばさないので、そんなに深くまで耕す必要もないので、楽です。
ネコよけとカラス・キジバトよけで、ポット苗のトレイを置きました。
冬は、寒さ除けにこの上をネットで覆うのですが、今回はしていません。
双葉が出て、バッタに食べられそうになったら、かけることにしましょう。
ここしばらくは完全無農薬の畑なので、歩いただけでもバッタがぴょんぴょん飛び回っていますので・・・。

サツマイモは今はこんな感じ。
11月の活動で収穫しますが、例年より葉っぱが大きい気がします。
この大きな葉っぱは栄養の製造工場。この工場で作った栄養をいっぱいためたものが地面の下のおイモです。
通路にツルが伸びたものや、隣の畑に伸びて進出してしまったものは、こうやって「ツル返し」をしました。
また、ウネの一番端でおイモが地面から頭をのぞかせてしまっているものは、ネズミにかじられないようにそっと土もかけました。
ネズミの被害は年によって大きく変わります。今年はどうでしょうか?
長ネギも土寄せをしました。気候が良いので、どんどんと成長しています。
長ネギは適当なタイミングでどんどん土寄せをするのがとても大切なのです。

10月、11月、12月と畑での活動プログラムを続ける予定です。
植付も収穫も、畑では毎年予期せぬ生きものや作物に関わる様々なドラマが生まれます。農薬を使わない畑が、いわば「畑型ビオトープ」とも呼ぶべきものであることの表れでもあります。
いろいろ準備を進めていますので、お楽しみに・・・。 
以上です。
文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同






2017/10/02

お便り:鉄鋼マンさんからのお便り

カブトムシとザリガニのお世話
いつもお便りをいただく鉄鋼マンさんからお便りと写真をいただきましたので、ご紹介します。

「今日は、最後に残った水槽を開けてみました。
やはり野生の生命力は、すごい様です。
野生のカブトムシを入れて置いた水槽2つで約100匹の幼虫がいました。家で育ったカップルの子供達を含め、160匹以上になりました。
幼稚園や私の職場でも里親募集中ですが、なかなか大変です。

川の回で取ってきたザリちゃん2号(大きなザリちゃん1号と同居させると食われちゃいそうなので、エビやメダカの水槽にいます。)は、既に何度か脱皮して、ドンドン大きくなっています。

今朝も脱皮しました。
それにひきかえ、ザリちゃん1号は、まだ1度も脱皮していません。
大きくなるとあまり脱皮しなくなると言うことでしょうか?
また、外出から戻ると、プランターに勝手に生えていたタデの花が飾られていました。
食うのも飾るのも好きずき、ということなのでしょうが、
それなりに綺麗なものですね、、、。」
タデを飾られたのは、奥様でしょうか・・・。
身の回りの雑草と呼ばれる草も、よく見るときれいな花を咲かせているものもあります。
タデはアイ(藍)と親戚。葉っぱも、花もそっくりです。
拡大して写真を撮ると美しいことがよくわかります。
染(そめ)に使うインディゴの成分を含むか含まないかの違い、雑草として扱われたり、作物として丁寧に育てられたり…という差になってしまいます。
これは以前も紹介した、藍の花。
色も形もそっくりでしょう?
これは??
シソの花。穂紫蘇(ホジソ)とも呼びます。

ではこれは?
バジルの花。これまた、紫蘇の花そっくりで、親戚とわかります。
ニオイ・カオリはずいぶん違いますが、同じく強く、いい香りがします。
これは、葉っぱ。
さてこれは?
トウガラシの花、青い実、赤く熟した実…です。この時期、唐辛子
3つの状態がみられます。

これは自宅の玄関先で育てているイネ。
だいぶん稲穂が熟し、頭(こうべ…ここではこう読みます。)を垂れてきました。
「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」…というものです。
葉が茶色く変化してきたら、収穫の時期です。
収穫の時の様子はまたご紹介します。

鉄鋼マンさん、お便りと写真をありがとうございました。またお待ちしています。
160匹のカブトムシの幼虫は、事実上育てるのは無理でしょう。私も自宅に60匹飼っていますので、これももう限界。
活動の中で、里親募集をしましょうか?ホームセンターでは、1年中、カブトムシマットを売っていますので、今からでも飼い始めることはできますので・・・。
また、ご相談します。
以上です。
文章:鉄鋼マンさん、小池
写真:鉄鋼マンさん、小池
ブログ編集:小池




2017/09/30

話題:野菜の苗の世話と長ネギの土寄せ

野菜の苗や畑のお世話をしたので、ご紹介します。
これは何か、わかりますか?(9月23日の状況)
1週間前に巻いたハクサイの若芽です。すでに双葉の真ん中に本葉が出始めています。
発芽率がとても高く、このまま放っておいては、栄養を奪い合って野菜の苗になりません。
それで、少しかわいそうですが、間引きをします。
畑では、そっと引き抜いたりするのですが、この場合は、先がとがったハサミでチョッキン。引っこ抜くと、残したい芽の根を痛めてしまうのです。

これは似ていますが、キャベツの苗。間引いて、この段階では1区画に2つほど残します。
これは茎の色が紫がかっているので、違いが分かりますね…。ブロッコリーの苗です。
ここ数年、たくさん採れておいしいので評判がいいいので続けて作っている房なりのブロッコリーです。普通のブロッコリーは一番上にできるひとかたまりの芽を採ってしまったら、収穫はおしまいなのですが、この種類は次々わき目が出て、長い時間収穫を続けることができて、皆さんとともに冬から春の恵みを分かち合うことができるのです。
作業前はこんなに茂っていたのに、、、、
間引き(手前の半分)をするとすっきりしました。
 切り取った若芽は土も根もついていないのでサッと洗えば、食べられます。お味噌汁に入れることもできます。
10月の定例活動で予定している、畑への植え付けに向けて、時間をかけてもう少し大きく育てます。

さてこれは、9月24日日曜朝の畑の様子。1週間前に植えつけたばかりの長ネギです。
植え替えた後、一度に土をたくさんかけてしまうと根が息ができなくて枯れてしまうので、少し時間がたってから肥料とともに、土を寄せて、次第に白い部分を長く太く育てていくのです。白ネギは寒くなってからがおいしいけれど、この時期から時間をかけて大きく育てていくのです。
これは、フヨウの花そっくりだけれど、オクラの花。
オクラは成長が早く、ちゃんとした大きさの株に育ったものは次々に花を咲かせ、実をつけます。この実の成長はとても早く、3日もすれば大きくなります。
1週間も置くと20センチ以上になり、とても食用にならない固さになってしまいます。
もったいないのですが、平日は仕事があり、なかなか早起きして畑に通うわけにもいかず、ついつい収穫しそびれてしまいます。

 直径20㎝ほどに育ったこれは何??
2年位前に育てたトウガンの種が土の中で時間を過ごし、今年ひょっこり顔を出したもの。
夏のころ、草取りをしていて見つけたもの。ウリ科の作物だな、何だろう?と、そっと印をつけて抜かないようにしておいたのですが、ここまでくればわかります。最近のトウガンは表面がつるつるしてもっと緑色のものをスーパーでよく見かけますが、これは白い粉を吹いて薄緑色に見えます。
また、表面には細かいとげがびっしり生えていて、触るととてもチクチクします。
私が子供のころたべたトウガンは、こんな感じ。もっと大きかったですが…。
もう少し、成長を見守ることにします。
 1週間前に植えたコマツナが、かわいい芽を出しました。中央にある2つの穴はネコの足跡。どやら、猫が畑の中を時々お散歩している気配。
 これは、極早生ミニ30日チンゲンサイ…という種類。10月の活動に、収穫が間に合えばよいのですが…。はてさて本当に30日でできるでしょうか?
 こちらは、白姫はつか大根。
フタバの段階では、特にアブラナ科の作物は種類はなかなか見分けはつきません。
 これは、オンブバッタのメスかな?残念ながら、パートナー探し中。
 これは、サツマイモのぱっぱをむしゃむしゃ食べていたイモムシ。種類は不明。
チョウかガになります。私たちの畑は、ほとんど農薬をまかない(今年はカボチャの苗の時にウリハムシ対策とウドンコ病対策に少し撒きました。)ですし、サツマイモには全く何も撒かないのでのでこんな生き物がたくさんいます。
ビオトープだな…と難じる時でもあります。
バッタは、寒くなる前にパートナーを見つけて卵を産まなくてはなりません。
チョウやガは、たくさんの葉っぱを食べて、サナギか成虫か(種類によって違います)厳しい冬を越す姿にならなくてはなりません。さあ急げ!急げ!!
10月の活動の準備を少しづつ、時間をかけて進めています。
お楽しみに!!!    
                                 以上です。

文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同




2017/09/24

話題:秋の昆虫と植物(その2)

身近な昆虫と植物の秋をご紹介します。
 さわやかな空気や晴れの日があり、秋らしい日々です。
身近昆虫と植物の秋をご紹介します。
これは、ショウリョウバッタ。先日ご紹介したオンブバッタに似ていますが、なんといっても大きさが違います。
住んでいる環境によって、体の色がやや変わり、これは畑の隅にいたので全身薄緑色ではなくちょっと茶色の部分があります。
やはり、畑にいたバッタですが、これは、なんだかわかりますか?

たぶん、トノサマバッタかな?ふつうは、もう少し緑色のところが多いけれど、やはり畑の隅にいたので、茶色い部分が多かったのかもしてません。

ではこれは何の花?
これは、ソバの花。

ではこれは??ちょっと特有のにおいのある…。
これはニラの花。甲虫が花粉を食べに…あるいは蜜をなめに来ています。
一つ一つは地味ですが、群生すると見ごたえがあります。すでに2週間くらい咲いているので、もう最初のころの花は実になっています。

これは、名前はわからないけれど、畑の土手に咲いていた花。

これは、畑の土手の上に植えた、トウガラシたち。春先には、この場所に黄色い花の列を菜の花で作ったので、この秋は赤い花ではなく、赤い実で列を作りたく植えたのです。
いまは、白い花と緑の実と、赤く色づいた実の3種類が混在しています。
全部が赤くなったころ、活動の中で収穫しましょう。クリスマスのリース飾りにも使えます。もちろん、我が家では台所に常備してあります。

これは、秋の風情ではないですが、きれいに写せたので最後に紹介しておきます。
ツユクサの花ですよね…。
花びらを台風一過の晴天に透かせてみると見ると一層青色がさえて見えます。
花びらの細胞の一つ一つさえ見えるような気さえします。
皆さんも、身の回りの秋を探してみてくださいな…! 
以上です。
文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同