次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度つくし野地区での活動は延20回実施。延参加者数は766名。 ◎F幼稚園での活動は延15回、延871名参加。 ◎小川小への出張環境学習は延11回実施。延887名参加。 ◆3地区で延2,524名/46回の活動を実施。
〇2025年度の第6回定例活動は、9月13日 (土)午後の実施予定です。詳細は下記。第5回特別活動は、実施日未定です。

2018/11/17

スクールニュース:No.372で紹介されました。

10の活動が、

スクールニュースNo.372で紹介。

柿の木はあっても住宅地ではこんな光景を目にできる機会はほとんどない

[活動に毎回取材に来てくださる月刊誌「スクール・アメニティ」の記者岡本さんの手で、つくし野ビオトーププロジェクト10月の活動が紹介された記事が、教育関係者に紹介されています。(小池)]


【 スクールニュース 】

(上記をクリックすると元の情報に飛びます。)

以下は、オリジナルのニュースから、当活動分だけを転記。


スクールニュース vol.372

体験を通して伝える営みの繰り返し
天候に翻弄された夏が終わり、東京にも短い秋がやってきた。季節が移り変わるその最中を感じ取るのは容易ではないが、気温も下がり、着るものも変わってきた。何より旧暦では既に冬。さすがに分かる。
つくし野ビオトーププロジェクトは、7回目となる定例活動「畑にハクサイの苗を植えよう!」を10月20日の午後プロジェクト専用畑で行った。いわゆる「実りの秋」を体験するのは例年次回(11月)であり、10月は年ごとに地域資源を活かしたプログラムが多様に考えられてきた。
近年は参加者の構成や安全確保などを踏まえた畑の活動がプログラムされ、定着してきたように感じる(畑の作業といっても農具や機械も使うので、安全といいきれるわけではないが)。今回の参加者も保護者9名を含む26名のうち、ほぼ半数の11名が未就学児という構成だ。

植えるのはハクサイの他、タマネギ、キャベツ、カリフローレ、スティックセニョール…。タマネギ以外はアブラナ科と説明するのは小池常雄プロジェクトリーダー(環境カウンセラー)。この時期に植えた作物の多くは、冬を超して春を感じながらの収穫となる。暑い夏を超えての成長と実りはサツマイモを通して体験するが、この日植えた種や苗からは厳しい寒さの下で成長する生命があることを知る機会となる。
タマネギの苗を植える様子

タマネギの苗を植える様子
また、苗を植えるために前もってナガネギやトウガラシ、トウガンなどを収穫、残ったツルなどは堆肥化させる。
肥料を蒔いた畑には耕運機が登場、新たな成長の場をつくった。
指示を出す小池常雄リーダーの口から次から次へと出てくる名前を聞いていると、青果店が始まりそうに錯覚してしまう。
トウガラシなどが植わっていた場所に新たに肥料を撒いて土をつくる。肥料はギュウ・トン・ケイ・バの各種フンが勢ぞろい。この後耕運機が登場
トウガラシなどが植わっていた場所に新たに肥料を撒いて土をつくる。肥料はギュウ・トン・ケイ・バの各種フンが勢ぞろい。この後耕運機が登場
さらにサプライズ。活動場所の近くで営業しているミニドックラン併設のガーデンカフェ「つくし野ローズガーデン」のご厚意で、庭に実っている柿の収穫を体験した。
柿の木の下に植えられている植物があることや参加児童の年齢を考慮して、高い柿木の上で採るのは大人、それを子どもが集める形となった。
先に割れ目をつけた専用の長い竹でひょいひょいと獲る中村一幸さん(プロジェクト顧問)の姿は都心ではなかなかお目にかかれない。
受け継いでいきたい光景だった。
柿の木はあっても住宅地ではこんな光景を目にできる機会はほとんどない
柿の木はあっても住宅地ではこんな光景を目にできる機会はほとんどない


引用:スクールニュースNo.372
配信日:2018年11月6日火曜日
ブログ編集:小池常雄

2018/11/14

来年また、あそぼうね!

またね!一緒に遊べて楽しかった
・・・と言ってくれているかはわかりませんが…。
これはSさん家族がこの夏、飼っていたトカゲの仲間カナヘビ君。
秋も深まり、与えることができる食べ物(生きた昆虫)が簡単に捕れなくなり、冬も近いのでこの個体を採取した自宅近くの公園に放すことにしたのだそうで…。(9月下旬)
なんと!! 
トカゲ(カナヘビ)とヤモリを捕獲し、飼育し始めてから、パパが会社から疲れて帰ったあと、自宅近くでエサ(生きた昆虫)を採取して、与えていたのだそうで…。
それはそれは、とても大変な労力。
(扶養家族が多かった!!)
いたずらに長く飼育するのではなく、採取した場所に放す事はとても正しい行動。
彼らは基本的に生きた生き物しか食べず。
飼っている水槽を保温して、ペットショップで年中売っている生きたコオロギ(とても高い!)を与えれば、冬でも活動する様を観察できるけれど、彼らにとって幸せか?はわからない。
だから、採取したところに今のうちに返してあげる事は、正しい行動。

一方こちらから先の写真は、ヤモリ君。
ヤモリも爬虫類だから、寒くなると冬眠に近い形で体の働きをぐっと落として、寒い時間をやり過ごす。
栄養を脂肪のような形でたくさんは蓄えられないはずだから、例えば中途半端に温かい、陽があたる玄関などで水槽に入れて冬越しさせようとすると、代謝が落ちず、体のエネルギーを使い果たして、春が来る前に死んでしまうことがある。
例えば、寒いからかわいそうだと、カブトムシの幼虫を室内で飼ったりする人がいるけれど、それは彼らの生命のリズムを崩してしまい、普通の季節より早く羽化して、かえってかわいそうな結果になったりする。
外国産のペット(昆虫も)などと違い、国産の在来種は、日本の気候に適合して長く生きてきているのだから、日本の冬くらいは平気。
さむがっているのは人間だけ!

スマホに簡単な接写レンズを付けて写した写真が、目にピントが合うととてもきれい。
これはエサにもらった昆虫(バッタかな?)を嬉しそうに、くわえたところを下から写した写真。
アゴやノドのあたりが透けて見えてる。
これは、もらった昆虫をくわえたまま、水槽の中の隠れ家から頭を出しているところ。
ヤモリだけれど、なにか、うれしそうというか、自慢げな表情が分かるよね…。
この写真は、皮膚や指の裏の構造がよくわかる。
指の裏には細い細い毛が無数に生えていて、分子と分子がひきつけあう「ファンデルワールスの力」を使って、つるつるすべすべのガラスでも貼りついて登っていけるヒミツが隠れている。
これは、公園でおわかれしたときの写真。
放しても、すぐには逃げず、しばらく近でうろうろしていたそうだから、子供たちも気持ちの整理がついて、寂しくはなかったらしく。
公園に行けばきっとまた会える!
冬が過ぎ、春が来て、また公園で見つければ、来年も遊んでくれるかも…。
彼らは生きた昆虫しか食べないから、なかなか飼育は大変だけれど…。
ビオトープ専用畑では、春先に時々、土の保温などの為に貼った黒いビニールのマルチの裏側に、俵型のふにゃふにゃしたトカゲの卵を見つけることがある。
爬虫類だからタマゴを親が温めることはなく、自然の気温や太陽の熱で温まってタマゴの中で中で成長し、孵るのだから、うまく人の営みを利用しているともいえる。
来年また、あそぼうね!

≪おまけ≫
これは、畑のお世話ノート箱にお住いのヤモリの片方。
いつの間にか、奥様ができて、2匹で仲良く暮らしているらしく。。。
文章:小池常雄
写真:SAさんご夫妻
写真トリミング・カラー調整:小池常雄
ブログ編集:小池常雄

2018/11/10

開催案内:第8回定例活動 (末尾におまけ付)

予定の日程で実施します!!
定例第8回活動 開催のお知らせ
「サツマイモを収穫しよう!」



本年度定例第8回目活動(特別活動と合わせ本年延13回目)は、11月17日(土)午後、セントラルパーク集合⇒専用畑で実施します。 

本プログラムも、楽しい内容になるように努めます。
皆様の参加をお待ちしています。

11月16日金曜日夜現在、開催予定日の明日17日土曜日の天気予報は曇りのち晴れ!
数日前の「曇りのち雨」という予報の信頼度「C」が逆に大当たり!!
こういう天気予報があたるのはいい・・・なんてね…。
予報の解説によれば、近づいてきた低気圧が、近づくにしたがって弱くなってしまったのだそうで…。

ついては、

17日の活動は、予定通り実施します。

活動時間の間は、晴れている予報ですので、暑さ対策と水分補給の準備はしっかりとしてきてください。お待ちしています!(小池)


【開催時間・集合時間】
※延期などの連絡は、当活動のホームページ:ブログに掲載

11月17日(土)13:00
セントラルパーク集合
:(1250受付開始)
13:00 専用畑に移動 13:15 活動開始
15:30 活動終了。現地解散予定。

【持ち物・用意する物】
 筆記用具、飲み物(十分な量。対策は個人で!)、軍手、帽子大きめのタッパ―小さいハサミ(ベビーリーフ収穫用)スコップ(必須)、タオル、農業に適した汚れてよい服装(保護者も!、スカート不可)収穫物持ち帰り用のスーパーのビニール袋、新聞紙

【注意点】
(当活動に自家用車での参加は禁止です。特別な事情は事前に連絡ください。)
(注:サツマイモや作物を無料で配布することが活動の目的ではありません。念のため!)
【申込み方法】
事前の申し込みは不要です。直接時間までに指定場所に集合してください。
原則として未就学、123年生は保護者と一緒にご参加ください。保護者が参加できない場合は、事前に主催者にお知らせ下さい。所属学校・居住地の制限は一切ありません。卒業生や未就学児も歓迎します。環境学習に興味ある学生も歓迎。
お子さんのお名前、年齢や所属学校名・保護者名などを当日、出席者カードでお知らせください。

【備 考】
中止や延期等、特別な予定変更はビオトーププロジェクトのホームページ(ブログ)に掲載します。
  → http://biotop-project.blogspot.jp/ つくし野ビオトープ検索。
ブログには、参加した方は、感想や要望を書き込んで頂けるとうれしいです。
 ・このビラは、毎回合計約500枚をプリントし、つくし野小全校児童つくし野天使幼稚園年長に直接配布しています。
募集対象は2校に限定しません。参加者の年齢制限はしませんが、前年のプログラムの内容を見て各自判断してください。
安全確保から、活動中保護者の方はお子さんから目を離さないでください。 未就学児と低学年の児童に保護者同伴をお願いしている理由のひとつです。 みなさんが安全に楽しく活動できるようにご支援・ご協力ください。
・参加者に保険を掛けています。今年度も保険料(約28円/回・人)は助成金から支出しています。活動自体は一切無料です。
・本活動は小学校・幼稚園の行事ではなく、任意参加の体験的環境学習活動です。 常識的な安全配慮はしていますが、全てのリスクを排除できるものではないことも予めご了解ください。 温湿度計・救急箱は全活動で携帯しています。
・この活動の必要経費は、主に複数の公的助成と個人寄付を基に成り立たせています。 本年度は「町田市地域子ども教室(青少年児童課)」、「セブン・イレブン記念財団」、「(公財)国際花と緑の博覧会記念協会」、「(公財)あしたの日本を創る協会」(順不同)の助成を受けて活動します。 活動の内容・成果は、個人情報に注意してHP/ブログなどで公開します 。助成をいただいている町田市・各財団にも詳細を報告し、それぞれの助成条件を満たす適正な会計処理を行い、確認・承認を受けています。 主催者は、それぞれの助成の制度上、一切の報酬を得ることは許されていません。

【当日の緊急連絡先】つくし野ビオトーププロジェクト 小池常雄あて
小池常雄 個人携帯・自宅 09025421874 0427955184(緊急連絡用としてのみ使用可)
主催者へのメールの宛先:t.koike.biotop@gmail.com
(毎回、活動当日は準備で多忙のため、返信は容易でありません)

以下は、配布しているチラシの表裏です。

配布物は白黒の簡易印刷です。

≪おまけ:その1≫
開催1週間前、11月10日土曜日朝の畑のベビーリーフの様子です。
これまでの期間、ネットを掛けて育ててきましたが、11月としては予想外にあたたかな日が続いています。
それで収穫まで1週間に迫ったので、より丈夫なベビーリーフにするため、ネットを外して外気と日光にさらすことにしたのです。
これはネットと、その下に空間をつくるためのカゴを外したところ。 
幅広のひとウネをベビーリーフ用にしたので、十分な量が採れるのでは? 
これは、土手の上に撒いたナノハナ。
このところの降雨と晴天で成長は極めて順調。
花が咲くのは、いつ頃かな?
これはハクサイ。
ミニキャベツかな? 
ハツカダイコン。根元が赤いので、わかるのです。
≪おまけ:その2≫
11月10日土曜日夕方、次週の活動準備を手伝いに来てくださったSさんご家族。
私一人の作業では時間がかかりすぎて、なかなか丁寧にはできない葉物野菜の間引きを手伝ってくださいました。
それでこれは、間引きした野菜の二葉と本葉が少し出たもの。
完全無農薬なので、サッと土を落とすだけで、食べられます。
「オリーブオイルと塩を掛けただけで。苦みも少なく柔らかく、美味しいです。」…とのこと。
今年、畑では、たくさんベビーリーフを作っているので、お楽しみに!!

文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同



2018/11/06

花菜ガーデン(神奈川県立花と緑のふれあいセンター)訪問

「花菜(かな)ガーデン」を訪ねました。 
11月3日文化の日午前、平塚市の神奈川県立花と緑のふれあいセンター(通称:花菜ガーデン)を訪問しました。
ここは、県の研究所の跡地を利用した公園と農園と展示施設・体験学習施設・飲食施設を併せたような複合施設。
規模は大きくないけれど、他に似た施設は思いつかずユニーク。オープンして8年目。
この日はローズフェスティバルの最終日の前日。
バラが有名な施設だそうで…。
私は特別、バラに強い想いがあるわけではないので、いつものように植物と昆虫との関りや一般の花などを中心に見て回りました。
この日、ほとんどチョウの姿はなく。
たくさんの花の蜜を吸っていたのは、この昆虫。
噛むのではなく、舐めることを目的とした口のかっこうからアブの仲間か…と思うけれど…。
拡大してみると金属光沢のようなボディと目や体の縞模様はプレデターのよう。
頭は、マスクをかぶった宇宙人のようでやや不気味な姿。
ここは、自然植物園ではないので、園芸種がほとんど。
これはカンナ。葉脈だけを拡大すると、現代アートのよう。
品種名は、トロピカル・コーラルかな?
なんとこの時期に咲いているマンサクの花。2月の花なのに…。
台風による塩害で片方だけ枯れた葉をたくさん見たけれど、これも塩害かもしれない。
これも不思議に、この時期に3つだけ咲いていたナシの花。
以下は、花と昆虫。もしくは花だけ。
 
これは、バラの蜜を吸うイチモンジセセリ…と思い、カメラを近づけても逃げない。
あっ…死んでいる!
しばらく見ていて、ようやくこのことに気が付き。
蜜を吸いながら最後の時を迎え、そのまま引っかかって、こと切れてしまった…ということかと…。
[ベニバスモモ]
 ここから先は、野菜畑の写真。
こんな大型農作業車が置かれていて…。1台欲しい。
 園内にハスも植えられていて…。でも枯れていた。
よく見ると、アライグマかタヌキの足跡が…。レンコンを狙ったのかな?
園内には、チェコの作家、チャペックの家の雰囲気を再現し、展示した施設があり・・・。
風はなかったけれど薄曇り、時にパラパラ小雨が降る1日でしたが、充実した楽しい時間を過ごすことができました。
鑑賞用のバラや、収穫体験用の野菜などがメインに栽培されている施設。
バラは虫が付きやすいから、消毒をしないと、とてもお客さんに見せられる状態にはならないので仕方ないのだろうけれど、箱根の植物園のように、多様な昆虫と多様な植物との関わりがみられるかわけではありません。
施設の目的が違いますからね…。
ここは、園芸や農業に関わる図書室。
ここは、食べ物や農業に関する展示コーナー
通常の滞在時間は、2~4時間だろうけれど、関心のある人なら1日過ごせる施設かもしれません。
車だと、つくし野から意外に短時間で行くことができます。
ご家族で行ってみませんか??
この施設をご紹介、ご案内いただいた支配人Sさんにお礼申し上げます。
花菜ガーデンの公式HPは以下です。
http://www.kana-garden.com/
文章:小池常雄
写真:同
ブログ編集:同
取材日:2018年11月3日土曜日